CHECK
キーワードを指定してALTER
DISKGROUP
文を使用し、ディスク・グループ・メタデータの内部整合性をチェックできます。この文を使用すると、ディスク・グループ内の特定のファイル、ディスク・グループ内の特定のディスクまたはすべてのディスク、あるいはディスク・グループ内の特定の障害グループをチェックできます。これらのチェックを実行するには、ディスク・グループをマウントする必要があります。
デフォルトでは、CHECK
DISK
GROUP
句ですべてのメタデータ・ディレクトリを検証します。Oracle ASMにサマリー・エラーが表示され、エラーの詳細がアラート・ログに書き込まれます。CHECK
キーワードによって、次の処理が実行されます。
ディスクの整合性を検証します。
整合性に関してファイルのエクステント・マップと割当て表をすべてクロス・チェックします。
エイリアス・メタデータ・ディレクトリとファイル・ディレクトリが正しくリンクされているかどうかをチェックします。
エイリアス・ディレクトリ・ツリーが正しくリンクされているかどうかを検証します。
Oracle ASMメタデータ・ディレクトリに、到達できない割当てブロックがないかどうかをチェックします。
REPAIR
|
NOREPAIR
句は、チェック中に検出されるエラーをOracle ASMが修復を試みる必要があるかどうかを指定します。デフォルトはNOREPAIR
です。NOREPAIR
句を使用して非一貫性に関するアラートを受信し、Oracle ASMがエラーを自動的に解決しないようにします。次の例の文では、data1
ディスク・グループ内のすべてのディスクについてメタデータの整合性をチェックします。
ALTER DISKGROUP data1 CHECK ALL;
関連項目:
CHECK
句の構文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。