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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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エイリアスOracle ASMファイル名形式

エイリアスOracle ASMファイル名は、既存のOracle ASMファイルの参照と新しいOracle ASMファイルの作成の両方に使用できます。エイリアス名は、プラス記号が先頭に付いたディスク・グループ名で始まり、その後に名前文字列を指定します。エイリアス・ファイル名は、階層ディレクトリ構造を使用して実装され、名前の構成要素はスラッシュ(/)または円記号(\)で区切られます。エイリアスは、Oracle Managed Filesで生成された(システム生成の)またはユーザー作成のOracle ASMディレクトリで作成できます。エイリアスにはディスク・グループ名を含める必要があります。ルート・レベル(+)ではエイリアスを作成できません。

エイリアス・ファイル名を使用してOracle ASMファイルを作成すると、そのファイルは完全修飾ファイル名で作成され、さらにエイリアス・ファイル名も作成されます。これにより、どちらの名前でもファイルにアクセスできるようになります。

エイリアスOracle ASMファイル名はドット区切りの数値ペアで終わっていないため、完全修飾ファイル名や数値ファイル名とは区別されます。USERS.259.685366091形式など、ドット区切りの数値ペアで終わるエイリアスを作成しようとすると、エラーが発生します。次に、Oracle ASMエイリアス・ファイル名の例を示します。

+data/orcl/control_file1
+fra/recover/second.dbf

Oracle Databaseは、エイリアスを使用してデータベース・ファイルを作成した場合にのみ、エイリアス・ファイル名でデータベース・ファイルを参照します。エイリアスを使用せずにデータベース・ファイルを作成し、後でエイリアスを追加した場合は、データベースは完全修飾ファイル名でファイルを参照します。次に、データベースによるエイリアス・ファイル名の使用方法の例を示します。

注意:

エイリアス・ファイル名を使用して作成されたファイルは、Oracle Managed Filesとはみなされず、不要になった場合は手動による削除が必要になることがあります。

エイリアス・ファイル名の詳細は、Oracle ASMファイル名のエイリアス名の管理を参照してください。