目的
マウントされているディスク・グループ内のOracle ADVMボリュームを無効にし、ローカル・ノードのボリューム・デバイスを削除します。
構文および説明
voldisable { --all |{ -G diskgroup { -a | volume } } }
表15-4に、voldisable
コマンドのオプションを示します。
表15-4 voldisableコマンドのオプション
オプション | 説明 |
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すべてのディスク・グループ内のすべてのボリュームを指定します。 |
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ボリュームを含むディスク・グループの名前。 |
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指定したディスク・グループ内のすべてのボリュームを指定します。 |
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ボリュームの名前。 |
Oracle ASMインスタンスの停止またはディスク・グループのディスマウントの前にボリュームを無効にして、オープン・ボリューム・ファイルのためにforceオプションを指定しなくても正常に操作できることを確認します。また、ボリュームを無効にすると、そのボリュームは存在しなくなるため、それ以降にボリュームまたはデバイス・ファイルはオープンできなくなります。
ボリュームを無効にする前に、ボリュームに関連付けられたアクティブなファイルシステムがないことを確認する必要があります。先に、Oracle ACFSファイルシステムをディスマウントしてから、ボリュームを無効にします。「Oracle ACFSファイルシステムのディスマウント」を参照してください。
ボリュームは、先にボリュームを無効にしなくても削除できます。
例
次に、voldisable
コマンドの例を示します。この例では、data
ディスク・グループのvolume1
を無効にします。
例15-3 ASMCMD voldisableコマンドの使用方法
ASMCMD [+] > voldisable -G data volume1