Oracle ACFSファイルシステムを自動的にマウントしない場合は、ファイルシステムを登録解除できます。
次に例を示します。
$ /sbin/acfsutil registry -d /acfsmounts/acfs1
ファイルシステムを登録解除すると、Oracle Clusterwareまたはシステムの再起動後は、ファイルシステムを明示的にマウントする必要があります。
レジストリの詳細は、「Oracle ACFSマウント・レジストリについて」を参照してください。acfsutil registryの詳細は、「acfsutil registry」を参照してください。
ファイルシステムを登録解除せずに、あるいはファイルシステムがマウントされているボリュームを無効化せずに、ファイルシステムをディスマウントできます。
たとえば、ファイルシステムをディスマウントし、fsckを実行してファイルシステムをチェックできます。
# /bin/umount /acfsmounts/acfs1 # /sbin/fsck -a -v -y -t acfs /dev/asm/volume1-123
ファイルシステムは、ディスマウント後、明示的にマウントする必要があります。
Linuxシステムではumountを、Windowsシステムではacfsdismountを使用します。ファイルシステムをディスマウントするコマンドの詳細は、「umount」または「acfsdismount」を参照してください。
Linuxシステムではfsckを、Windowsシステムではacfschkdskを使用してファイルシステムをチェックします。ファイルシステムをチェックするコマンドの詳細は、「fsck」または「acfschkdsk」を参照してください。
ボリュームを無効にするには、まずボリュームがマウントされているファイルシステムをディスマウントする必要があります。
次に例を示します。
# /bin/umount /acfsmounts/acfs1
ファイルシステムをディスマウントしたら、ボリュームを無効にしてボリューム・デバイス・ファイルを削除できます。
次に例を示します。
ASMCMD> voldisable -G data volume1
ファイルシステムをディスマウントしてボリュームを無効にしても、ファイルシステム内のデータは破棄されません。ボリュームを有効にしてファイルシステムをマウントすると、既存のデータにアクセスできます。voldisableおよびvolenableの詳細は、「ASMCMDによるOracle ADVMの管理」を参照してください。