目的
acfsutil
tune
コマンドは、特定の調整可能パラメータまたはすべてのOracle ACFS調整可能パラメータの値を表示するか、特定のノードで1つの調整可能パラメータの値を永続的に設定します。
構文および説明
acfsutil tune -h acfsutil tune [tunable_name] acfsutil tune tunable_name=value
acfsutil
tune
-h
は、ヘルプ・テキストを表示して終了します。
表16-101に、acfsutil
tune
コマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-101 acfsutil tuneコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
|
調整可能パラメータの名前を指定します。 |
|
調整可能パラメータの値を指定します。 |
Oracle ACFS調整可能パラメータAcfsMaxOpenFiles
により、WindowsおよびAIX上で開かれているOracle ACFSファイルの数が制限されます。通常、この調整可能パラメータの値を変更する必要はありませんが、Oracle ACFSファイルシステムで大きな作業ファイルを扱う場合、値を増やすことがあります。
Oracle ACFS調整可能パラメータAcfsMaxCachedFiles
により、WindowsおよびAIXのメモリーにキャッシュされているクローズ済ファイルの最大数が設定されます。通常、この調整可能パラメータの値を変更する必要はありませんが、パフォーマンスの向上のために値を変更することがあります。
調整可能パラメータを変更すると、ただちに有効になり、再起動されても効力は持続します。調整可能パラメータの値を変更するには、rootユーザーまたはWindowsのAdministrator
であることが必要です。
例
1つ目のコマンドでは、Oracle ACFS調整可能パラメータを出力します。2つ目のコマンドでは、調整可能パラメータの値を変更します。
例16-97 acfsutil tuneコマンドの使用方法
$ /sbin/acfsutil tune $ acfsutil tune AcfsMaxOpenFiles=50000