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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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acfsutil tune

目的

acfsutil tuneコマンドは、特定の調整可能パラメータまたはすべてのOracle ACFS調整可能パラメータの値を表示するか、特定のノードで1つの調整可能パラメータの値を永続的に設定します。

構文および説明

acfsutil tune -h
acfsutil tune [tunable_name]
acfsutil tune tunable_name=value

acfsutil tune -hは、ヘルプ・テキストを表示して終了します。

表16-101に、acfsutil tuneコマンドで使用可能なオプションを示します。

表16-101 acfsutil tuneコマンドのオプション

オプション 説明

tunable_name

調整可能パラメータの名前を指定します。

value

調整可能パラメータの値を指定します。

Oracle ACFS調整可能パラメータAcfsMaxOpenFilesにより、WindowsおよびAIX上で開かれているOracle ACFSファイルの数が制限されます。通常、この調整可能パラメータの値を変更する必要はありませんが、Oracle ACFSファイルシステムで大きな作業ファイルを扱う場合、値を増やすことがあります。

Oracle ACFS調整可能パラメータAcfsMaxCachedFilesにより、WindowsおよびAIXのメモリーにキャッシュされているクローズ済ファイルの最大数が設定されます。通常、この調整可能パラメータの値を変更する必要はありませんが、パフォーマンスの向上のために値を変更することがあります。

調整可能パラメータを変更すると、ただちに有効になり、再起動されても効力は持続します。調整可能パラメータの値を変更するには、rootユーザーまたはWindowsのAdministratorであることが必要です。

1つ目のコマンドでは、Oracle ACFS調整可能パラメータを出力します。2つ目のコマンドでは、調整可能パラメータの値を変更します。

例16-97 acfsutil tuneコマンドの使用方法

$ /sbin/acfsutil tune

$ acfsutil tune AcfsMaxOpenFiles=50000