目的
advmutil canonicalは、指定したOracle ADVMデバイス名の正規名を表示します。
構文および説明
advmutil -h
advmutil canonical volume_device
advmutil -hはヘルプ・テキストを表示して終了します。
表16-102に、advmutil canonicalコマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-102 advmutil canonicalコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
Oracle ADVMボリューム・デバイスを識別する文字列を指定します。 |
Oracle ADVMボリューム・デバイスを識別できるいくつかの異なる形式がありますが、ボリューム・デバイス名がSRVCTLなどの他のコマンドで使用される場合は、標準化された、明白な(正規の)名前を使用する必要があります。
たとえば、Windowsオペレーティング・システムでは、ボリューム・デバイス名に\\.\、\??\、\\?\の接頭辞を使用できます。
advmutil canonicalコマンドは、他のユーティリティが余分な文字を取り除かなくても認識できる正規名を戻します。このコマンドはスクリプトでよく使用されます。
例
次に、Windowsでのadvmutil canonicalの使用例を示します。各例では、コマンドはボリューム・デバイスの正規名を戻します。
例16-98 advmutil canonicalの使用方法
[C:\]advmutil canonical asm-volume1-274 asm-volume1-274 [C:\]advmutil canonical \\.\asm-volume1-274 asm-volume1-274 [C:\]advmutil canonical \\?\asm-volume1-274 asm-volume1-274 [C:\]advmutil canonical \??\asm-volume1-274 asm-volume1-274