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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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Oracle Flex ASMの概要

図3-1に示すように、Oracle ASMインスタンスは、Oracle Flex ASMの複数の構成で動作します。この図に、Oracle ASM 12cリリース1 (12.1)のOracle Flex ASMで使用可能な操作の個別のモードを示します。

Oracle Flex ASMを使用すると、データベース・サーバーとは異なる物理サーバーでOracle ASMインスタンスを実行できます。このデプロイでは、システム全体におけるOracle ASMのフットプリントを削減しながら、Oracle ASMインスタンスの大規模なクラスタでより多くのデータベース・クライアントをサポートできます。

Oracle Flex ASMを使用している場合、Oracle ASMクライアントはストレージへの直接アクセスで構成されます。

Oracle Flex ASMを使用すると、すべての記憶域の要件を、ディスク・グループの単一のセットに統合できます。これらのすべてのディスク・グループを、単一のクラスタで実行中のOracle ASMインスタンスの小さいセットでマウントおよび管理します。カーディナリティ設定で、Oracle ASMインスタンスの数を指定できます。デフォルトは、3インスタンスです。

クラスタは、グループ・メンバーシップ・サービスを提供するノードのセットです。各クラスタの名前は、グローバルに一意です。各クラスタには、1つ以上のハブ・ノードがあります。ハブ・ノードは、Oracle ASMディスクにアクセスできます。すべてのクラスタには、少なくとも1つのプライベート・ネットワークおよびパブリック・ネットワークがあります。クラスタが格納のためにOracle ASMを使用する場合、少なくとも1つのOracle ASMネットワークがあります。1つのネットワークを、プライベート・ネットワークおよびOracle ASMネットワークの両方として使用できます。セキュリティ上の理由で、Oracle ASMネットワークはパブリックにしないでください。クラスタ内で実行中のOracle Flex ASM構成は、1つのみ指定できます。

Oracle Flex ASMでのOracle ASMの構成は、次のとおりです。

図3-2は、Oracle Flex ASMでのOracle ACFSおよびOracle ADVMの構成を示しています。

図3-2 Oracle Flex ASMでのOracle ACFSおよびOracle ADVM

図3-2の説明が続きます
「図3-2 Oracle Flex ASMでのOracle ACFSおよびOracle ADVM」の説明