SYSASMは、SYSDBAデータベース管理権限とOracle ASMストレージ管理権限を区別できるシステム権限です。SYSASM権限へのアクセスは、OSASMグループとして指定されるオペレーティング・システム・グループのメンバーシップによって付与されます。これはSYSDBA権限やSYSOPER権限と似ています。SYSDBA権限やSYSOPER権限は、OSDBAおよびOSOPERオペレーティング・システム・グループとして指定されるグループのメンバーシップによって付与されるシステム権限です。これらのシステム権限すべてに対して1つのグループを指定するか、オペレーティング・システム権限ごとに別のグループを指定することができます。
「Oracle ASMのパスワード・ファイル認証」で説明しているように、パスワード・ファイル認証とともにSYSASM権限を付与することもできます。
SQL*Plusによるパスワード認証を使用してSYSASMとしてローカル接続するには、次の文を使用します。
sqlplus SYS AS SYSASM ... Enter password:
SQL*Plusによるパスワード認証を使用してSYSASMとしてリモート接続するには、次の文を使用します。
sqlplus sys@\"myhost.mydomain.com:1521/+ASM\" AS SYSASM ... Enter password:
この例では、+ASM
はOracle ASMインスタンスのサービス名です。
SQL*Plusによるオペレーティング・システム認証を使用してSYSASMとしてOracle ASMインスタンスにローカル接続するには、次の文を使用します。
sqlplus / AS SYSASM