SQLのALTER DISKGROUP ALL MOUNT文が発行されると、ASM_DISKGROUPS初期化パラメータでは、Oracle ASMインスタンスが起動時にマウントするディスク・グループ名のリストを指定します。NOMOUNT起動オプションを指定しないかぎり、Oracle ASMインスタンスの起動プロセスはALTER DISKGROUP ALL MOUNTを実行します。
ASM_DISKGROUPSパラメータのデフォルト値はNULL文字列です。起動時にマウントされるディスク・グループの詳細は、「起動時のディスク・グループのマウントについて」を参照してください。
ASM_DISKGROUPSパラメータは動的です。サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)を使用している場合は、ASM_DISKGROUPSの値を手動で変更する必要はありません。ディスク・グループが正常に作成またはマウントされると、Oracle ASMによってパラメータにディスク・グループが自動的に追加されます。ディスク・グループが削除またはディスマウントされると、Oracle ASMによりディスク・グループはパラメータから自動的に削除されます。
ASM_DISKGROUPSパラメータを動的に設定する例を次に示します。
SQL> ALTER SYSTEM SET ASM_DISKGROUPS = DATA, FRA;
テキスト初期化パラメータ・ファイル(PFILE)を使用している場合は、インスタンスの起動時に自動的にマウントされるように、初期化パラメータ・ファイルを編集してディスク・グループの名前を追加する必要があります。自動的にマウントされる必要のないディスク・グループの名前を削除する必要があります。
初期化ファイル内のASM_DISKGROUPSパラメータの例を次に示します。
ASM_DISKGROUPS = DATA, FRA
注意:
ALTER DISKGROUP...ALL MOUNTコマンドまたはALTER DISKGROUP...ALL DISMOUNTコマンドを発行しても、ASM_DISKGROUPSの値に影響はありません。
Oracle ASMディスク・グループのマウントの詳細は、「ディスク・グループのマウントおよびディスマウント」を参照してください。
Oracle Database 12cリリース1以降では、Oracle ASM構成で最大511のディスク・グループをサポートします。Oracle Databaseリリース12cリリース1よりも前のOracle ASM構成では、サポートされるディスク・グループは63個までです。
関連項目:
ASM_DISKGROUPS初期化パラメータの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。