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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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rpusr

目的

オペレーティング・システム(OS)ユーザーをディスク・グループ内の別のユーザーに置き換えます。

構文および説明

rpusr diskgroup user1 user2

表10-80に、rpusrコマンドの構文オプションを示します。

表10-80 rpusrコマンドのオプション

オプション 説明

diskgroup

ディスク・グループ名を指定します。

user1

置き換えられるユーザーの名前。

user2

ディスク・グループ内の既存のユーザーを置き換えるユーザーの名前。

rpusrコマンドは、オペレーティング・システム・ユーザーをOracle ASMディスク・グループ内の別のユーザーに置き換えます。置換ユーザーは、現在ディスク・グループのユーザー・リストにあるユーザーにしないでください。

コマンドが成功すると、現在のユーザーが以前に所有していたすべてのファイルが、置換ユーザーによって所有されるようになります。現在のユーザーは、ディスク・グループのユーザー・リストから自動的に削除されます。現在のユーザーをディスク・グループに戻すことは可能ですが、このユーザーはどのファイルも所有しません。

オープン・ファイルの所有権を変更すると、クラスタ内のすべてのインスタンスが再起動するまで、新しい所有者をその所有者のファイルで削除できません。

このコマンドを実行するにはSYSASM権限が必要です。

次に、oracle1ユーザーをdataディスク・グループ内のoracle2ユーザーに置き換えるrpusrコマンドの例を示します。

例10-89 ASMCMD rpusrコマンドの使用方法

ASMCMD [+] > rpusr data oracle1 oracle2