ディスク・グループにテンプレートを追加するには、ALTER DISKGROUP
文のADD TEMPLATE
句を使用します。
新しいテンプレートの名前が表5-6にない場合、データベース・ファイル・タイプのデフォルトのテンプレートとしては使用されません。そのテンプレートを使用するには、ファイルの作成時にその名前を参照する必要があります。
ディスク・グループにテンプレートを追加する場合、属性はオプションです。冗長性属性を指定しない場合、この値のデフォルト設定は、標準冗長性のディスク・グループの場合はMIRROR
、高冗長性のディスク・グループの場合はHIGH
、外部冗長性のディスク・グループの場合はUNPROTECTED
になります。ストライプ化属性を指定しない場合、この値はCOARSE
にデフォルト設定されます。プライマリ・リージョンまたはミラー・リージョンの属性値を指定しない場合、その値はそれぞれCOLD
とMIRRORCOLD
にデフォルト設定されます。
例5-14では、標準冗長性のディスク・グループdata
用にreliable
という名前の新しいテンプレートを作成します。
例5-15では、ファイルをUNPROTECTED
(ミラー化しない)に指定するunreliable
という名前の新しいテンプレートを作成します。
注意:
Oracleでは、ハードウェアのミラー化を実装していないかぎり、保護されていないファイルは使用しないでください。前述の例は、テンプレートの属性の設定方法を詳細に説明するために示したものにすぎません。
関連項目:
ALTER DISKGROUP...ADD TEMPLATE
コマンドの詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
例5-14 ディスク・グループへの高冗長性のテンプレートの追加
ALTER DISKGROUP data ADD TEMPLATE reliable ATTRIBUTES (HIGH FINE);
例5-15 ディスク・グループへの外部冗長性のテンプレートの追加
ALTER DISKGROUP data ADD TEMPLATE unreliable ATTRIBUTES (UNPROTECTED);