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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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acfsutil sec save

目的

Oracle ACFSファイルシステム・セキュリティ・メタデータを保存します。

構文および説明

acfsutil sec save -h
acfsutil sec save -m mount_point -p file

acfsutil sec save -hは、ヘルプ・テキストを表示して終了します。

表16-76に、acfsutil sec saveコマンドで使用可能なオプションを示します。

表16-76 acfsutil sec saveコマンドのオプション

オプション 説明

-m mount_point

このファイルシステムがマウントされるディレクトリを指定します。

-p file

セキュリティ・メタデータを保存するファイル名を指定します。ファイルは/mount_point/.Security/backup/ディレクトリに保存されます。

acfsutil sec saveコマンドを実行してOracle ACFSファイルシステムのセキュリティ・メタデータをXMLファイルに保存します。デフォルトで、ファイルは/mount_point/.Security/backupディレクトリに保存されます。

このファイルはバックアップ・アプリケーションにより通常のファイルとしてバックアップできます。システム・レルムはこのファイルを保護し、そのレルムのメンバーだけがこのファイルにアクセスでき、rootユーザーやシステム管理者を含むその他のすべてのユーザーはアクセスできません。システム作成のセキュリティ・レルムの詳細は、acfsutil sec prepareを参照してください。

セキュリティ管理者のみがこのコマンドを実行できます。

次に、acfsutil sec saveコマンドの使用例を示します。

例16-70 acfsutil sec saveコマンドの使用方法

$ /sbin/acfsutil sec save -m /acfsmounts/acfs1 -p my_metadata_file.xml