目的
Oracle ACFSファイルシステム・セキュリティ・メタデータを保存します。
構文および説明
acfsutil sec save -h acfsutil sec save -m mount_point -p file
acfsutil
sec
save
-h
は、ヘルプ・テキストを表示して終了します。
表16-76に、acfsutil
sec
save
コマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-76 acfsutil sec saveコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
|
このファイルシステムがマウントされるディレクトリを指定します。 |
|
セキュリティ・メタデータを保存するファイル名を指定します。ファイルは |
acfsutil
sec
save
コマンドを実行してOracle ACFSファイルシステムのセキュリティ・メタデータをXMLファイルに保存します。デフォルトで、ファイルは/
mount_point
/.Security/backup
ディレクトリに保存されます。
このファイルはバックアップ・アプリケーションにより通常のファイルとしてバックアップできます。システム・レルムはこのファイルを保護し、そのレルムのメンバーだけがこのファイルにアクセスでき、rootユーザーやシステム管理者を含むその他のすべてのユーザーはアクセスできません。システム作成のセキュリティ・レルムの詳細は、「acfsutil sec prepare」を参照してください。
セキュリティ管理者のみがこのコマンドを実行できます。
例
次に、acfsutil
sec
save
コマンドの使用例を示します。
例16-70 acfsutil sec saveコマンドの使用方法
$ /sbin/acfsutil sec save -m /acfsmounts/acfs1 -p my_metadata_file.xml