プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

ディスクの検出方法

Oracle ASMインスタンスを初期化すると、ASM_DISKSTRING初期化パラメータの値を使用して指定したパスにあるすべてのディスクの内容が検出されて調査されます。

また、ディスク検出は次の場合も実行されます。

Oracle ASMによりディスクが正常に検出されると、そのディスクはV$ASM_DISKビューに表示されます。ディスク・グループに属するディスク(ディスク・ヘッダーにディスク・グループ名があるディスク)には、MEMBERというヘッダー・ステータスが表示されます。検出されても、ディスク・グループに割り当てられていないディスクのステータスは、CANDIDATEまたはPROVISIONEDです。以前にディスク・グループに属しており、そのディスク・グループから正常に削除されたディスクのステータスは、FORMERです。

PROVISIONEDステータスは、ディスクをOracle ASMで使用可能にするために管理者によってプラットフォーム固有の追加アクションが実行されたことを意味します。たとえば、Windowsコンピュータ上で、管理者がasmtoolまたはasmtoolgを使用してヘッダーを持つディスクをマークした場合です。たとえば、Linuxコンピュータ上では、管理者がOracle ASMフィルタ・ドライバまたはASMLIBを使用してOracle ASM用としてディスクを準備した場合です。

例4-10に、ディスク・グループのヘッダー・ステータスを表示する、V$ASM_DISKに対するSQL問合せを示します。

関連項目:

V$ASM_DISKビューに表示されるOracle ASMディスクのヘッダー・ステータスの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。

例4-10 ヘッダー・ステータスに関するV$ASM_DISKへの問合せ

SQL> SELECT name, header_status, path FROM V$ASM_DISK 
     WHERE path LIKE '/devices/disk0%';

NAME      HEADER_STATUS PATH
--------- ------------- ---------------------
          FORMER        /devices/disk02
          FORMER        /devices/disk01
          CANDIDATE     /devices/disk07
DISK06    MEMBER        /devices/disk06
DISK05    MEMBER        /devices/disk05
DISK04    MEMBER        /devices/disk04
DISK03    MEMBER        /devices/disk03
7 rows selected.