目的
ディスク上で使用できないブロックの範囲をマークし、その範囲に割り当てられたデータをすべて再配置します。
構文および説明
remap diskgroup disk block_range
表10-59に、remapコマンドの構文オプションを示します。
表10-59 remapコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
データの再配置が必要なディスクが属するディスク・グループの名前。 |
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データの再配置が必要なディスクの名前。名前は、 |
|
再配置する物理ブロックの範囲。書式は |
remapコマンドでは、ブロックの再配置のみを行います。破損した内容を含むブロックの修正または修復は行いません。SECTOR_SIZEディスク・グループ属性に基づいて、物理ブロック・サイズを使用します。
例
1つ目の例では、ディスク・グループDATAにあるディスクDATA_0001の5000から5999のブロックを再マップします。2つ目の例では、ディスク・グループFRAにあるディスクFRA_0002の6230から6339のブロックを再マップします。
例10-70 ASMCMD remapコマンドの使用方法
ASMCMD [+] > remap DATA DATA_0001 5000-5999 ASMCMD [+] > remap FRA FRA_0002 6230-6339