目的
ディスク・グループをリバランスします。
構文および説明
rebal [--power power] [-w] diskgroup
表10-58に、rebalコマンドの構文オプションを示します。
表10-58 rebalコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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ディスク・グループ名。 |
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指数設定。 |
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待機オプション。ユーザーに制御を戻す前にディスク・グループをリバランスする間、ASMCMDは待機することになります。デフォルトは、待機なしです。 |
指数レベルには、ASM_POWER_LIMIT初期化パラメータと同じ値を設定できます。値0の場合、リバランスは無効です。リバランス指数が指定されていない場合、値はデフォルトでASM_POWER_LIMIT初期化パラメータの設定になります。指数レベルの詳細は、「ASM_POWER_LIMIT」および「リバランス操作の調整」を参照してください。
ASMCMD lsopコマンドを使用すると、リバランス操作が発生しているかどうかを判別できます。「lsop」を参照してください。ディスク・グループのリバランスの詳細は、「ディスク・グループの手動リバランス」を参照してください。
例
次に、rebalコマンドの例を示します。この例では、指数レベルを4に設定してfraディスク・グループをリバランスします。
例10-69 ASMCMD rebalコマンドの使用方法
ASMCMD [+] > rebal --power 4 fra ASMCMD [+] > lsop Group_Name Dsk_Num State Power FRA REBAL RUN 4