Oracle Databaseでは、プラットフォームに応じてパラメータ・ファイルが特定の順序で検索されます。Oracle RACデータベースの場合、srvctl config database
コマンドを使用すると、パラメータ・ファイルの場所を簡単に調べることができます。
LinuxおよびUNIXプラットフォームでは、検索順序は次のとおりです。
$ORACLE_HOME/dbs/spfile
sid
.ora
$ORACLE_HOME/dbs/spfile.ora
$ORACLE_HOME/dbs/init
sid
.ora
Windowsプラットフォームでは、検索順序は次のとおりです。
%ORACLE_HOME%\database\spfile
sid
.ora
%ORACLE_HOME%\database\spfile.ora
%ORACLE_HOME%\database\init
sid
.ora
注意:
すべてのインスタンスで同じファイルを使用する必要があり、すべてのインスタンスのSIDが異なっているため、デフォルトのSPFILE名は使用しないことをお薦めします。かわりに、Oracle ASMにSPFILEを格納します。SPFILEをクラスタ・ファイル・システムに格納する場合は、SPFILEに$ORACLE_HOME/dbs/spfile
db_unique_name
.ora
というネーミング規則を使用してください。SPFILE=
ORACLE_HOME
/dbs/spfile
db_unique_name
.ora
という名前を含む、$ORACLE_HOME/dbs/init
sid
.ora
という名前のPFILEを作成してください。