リカバリのために、サーバー・パラメータ・ファイルを定期的にバックアップすることをお薦めします。これには、Oracle Enterprise Manager(『Oracle Database 2日でReal Application Clustersガイド』を参照)またはCREATE PFILE
文を使用します。次に例を示します。
CREATE PFILE='/u01/oracle/dbs/test_init.ora' FROM SPFILE='/u01/oracle/dbs/test_spfile.ora';
Recovery Manager (RMAN)を使用して、サーバー・パラメータ・ファイルのバックアップを作成できます。SPFILEは、クライアント側の初期化パラメータ・ファイルを使用してインスタンスを起動することによって、リカバリすることもできます。その後、CREATE SPFILE
文を使用して、サーバー・パラメータ・ファイルを再生成します。この操作に使用されるパラメータ・ファイルがシングル・インスタンス用である場合、Oracle RACインスタンスで一意であっても、パラメータ・ファイルにはインスタンス固有の値は含まれません。したがって、前述のようにパラメータ・ファイルに適切な設定が含まれていることを確認してください。
通常のバックアップ操作の実行中にSPFILE(および制御ファイル)が自動的にRMANによってバックアップされるようにするには、Oracle Enterprise ManagerまたはRMANのCONTROLFILE AUTOBACKUP
文を使用して、RMANの自動バックアップ機能を使用可能にします。
関連項目:
Oracle Enterprise Managerを使用してバックアップ・ジョブを実行するには、『Oracle Database 2日でReal Application Clustersガイド』を参照してください。
CREATE SPFILE
文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください
CONTROLFILE AUTOBACKUP
文の詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス』を参照してください。