ロード・バランシング・アドバイザのFANイベントでは、ロード・バランシング・アルゴリズムのメトリックが提供されます。このイベントを使用する最も簡単な方法は、JDBC、Universal Connection Pool (または非推奨の暗黙的な接続キャッシュ)、ODP.NET接続プール、OCIセッション・プール、Oracle WebLogic Server Active GridLink for Oracle RACなどのOracle統合クライアントのランタイム接続ロード・バランシング機能を使用することです。他のクライアント・アプリケーションは、Oracle RAC FAN APIを使用することでFANをプログラムで利用し、FANイベントをサブスクライブしたり、受信時にイベント処理アクションを実行できます。表5-4に、ロード・バランシング・アドバイザのFANイベント・パラメータを示します。
関連項目:
Oracle RAC FAN APIの詳細は、『Oracle Database JDBC開発者ガイド』を参照してください。
表5-4 ロード・バランシング・アドバイザのFANイベント
パラメータ | 説明 |
---|---|
VERSION |
イベント・レコードのバージョン。リリースの変更を識別するために使用されます。 |
EVENT_TYPE |
ロード・バランシング・アドバイザ・イベントは、常に |
SERVICE |
サービス名。 |
DATABASE |
サービスをサポートしている一意のデータベースを示し、 |
INSTANCE |
サービスをサポートしているインスタンスの名前であり、 |
PERCENT |
そのデータベース・インスタンスに送信する作業要求の割合。 |
FLAG |
サービスの目標を基準としたサービス品質。有効な値は、 |
TIMESTAMP |
通知イベントをオーダーする場合に使用するローカル・タイム・ゾーン。 |
注意:
INSTANCE
、PERCENT
およびFLAG
イベント・パラメータが、サービスを提供する各インスタンスに生成されます。インスタンス・データの各セットは、中カッコ({}
)で囲まれます。