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Oracle® Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71323-07
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srvctl modify listener

デフォルト・リスナーか、Oracle RestartまたはOracle Clusterwareに登録されている特定のリスナーについて、リスナーの実行元Oracleホーム・ディレクトリとその所有者であるオペレーティング・システム・ユーザーの名前、リスナー・エンドポイント、またはリスナーがリスニングするパブリック・サブネットを変更します。

リスナーの名前を変更する場合、srvctl remove listenerおよびsrvctl add listenerコマンドを使用します。

構文およびパラメータ

srvctl modify listenerコマンドは、次の構文で使用します。

srvctl modify listener [-listener listener_name] [-oraclehome oracle_home] 
 [-user user_name] [-netnum network_number]
 [-endpoints "[TCP:]port_list[/IPC:key][/NMP:pipe_name][/TCPS:s_port][/SDP:port]"]

表A-82 srvctl modify listenerのパラメータ

パラメータ 説明
-listener listener_name

リスナーの名前。

このパラメータを指定しない場合、デフォルトの名前であるLISTENERが使用されます。

-oraclehome oracle_home

このパラメータを指定すると、SRVCTLによって指定のOracleホームから実行されるようリスナーが移動されます。

注意: このパラメータを使用する場合は、新しいORACLE_HOME所有者に対応するリソース所有権をSRVCTLが更新できるように、権限を持つユーザーでコマンドが実行される必要があります。

-user user_name

指定されたOracleリスナーを所有するオペレーティング・システム・ユーザーの名前

注意: このパラメータは、Oracle Clusterwareでのみ使用できます。

-netnum network_number

このパラメータでは、リスナーがリスニングするパブリック・サブネットを変更します。

注意: 常に1つ以上のリスナーをデフォルトのネットワークに持つ必要があります。このパラメータを使用して、デフォルトのネットワークをリスニングする唯一のリスナーのネットワークを変更しないでください。

-endpoints "[TCP:]port_list [/IPC:key][/NMP:pipe_name]
[/TCPS:s_port][/SDP:port]"

リスナーのプロトコル仕様。port_listはポート番号のカンマ区切りリストです。

注意: この属性はオンライン・リソース属性変更を使用して変更できます。

次の例は、デフォルト・リスナーのTCPポートを変更します。

$ srvctl modify listener -endpoints "TCP:1521,1522"