インスタンスに割り当てられた特定のUNDO表領域内のUNDOセグメントは、Oracle Databaseによって自動的に管理されます。インスタンスは、読取り一貫性のためにいつでも、クラスタ環境内のすべてのUNDOブロックを読み取ることができます。また、UNDO表領域が別のインスタンスにUNDO生成またはトランザクション・リカバリのために使用されていなければ、どのインスタンスもトランザクション・リカバリ中にそのUNDO表領域を更新できます。
Oracle RAC管理者管理データベース内にUNDO表領域を割り当てるには、SPFILEまたは個別のPFILEで各インスタンスのUNDO_TABLESPACE
パラメータに別の値を指定します。ポリシー管理データベースの場合、Oracle Managed Filesが有効化されていれば、インスタンスの起動時にUNDO表領域が自動的に割り当てられます。Oracle RACデータベースでは、自動UNDO管理モードと手動UNDO管理モードを同時に使用することはできません。Oracle RACデータベースのすべてのインスタンスは、同じUNDOモードで操作してください。
関連項目:
SPFILEパラメータの変更の詳細は、「Oracle RACのSPFILEパラメータ値の設定」を参照してください
UNDO表領域の作成および管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。