データベース・インスタンスが使用可能であることを確認するには、Oracle Enterprise Manager、SRVCTLまたはSQL*Plusを使用します。
関連項目:
Oracle Enterprise Managerを使用してOracle RACデータベース・インスタンスのステータスを表示する方法の詳細は、『Oracle Database 2日でReal Application Clustersガイド』を参照してください。
SRVCTLを使用すると、特定のデータベースでインスタンスが実行中であることを確認できます。
次のコマンドは、mailというOracle RACデータベースのデータベース・インスタンスのステータスを確認するためのSRVCTLの使用例を示しています。
$ srvctl status database -db mail
このコマンドによって、次のような出力が返されます。
Instance mail1 is running on node betal011Instance mail2 is running on node betal010
また、次のようにして、割り当てられたサービスの可用性を確認することによって、クラスタ内でPDBが実行されているかどうかを確認できます。
$ srvctl status service -db db_unique_name -service service_name
SQL*Plusを使用すると、データベース・インスタンスが実行中であることを確認できます。
任意のノードで、SQL*Plusプロンプトから、Net Services接続文字列(通常はtnsnames.ora
ファイルからのインスタンス固有の別名)を使用することによって、データベース・インスタンスに接続します。
CONNECT /@db1 as SYSDBA
次の文を使用して、V$ACTIVE_INSTANCESビューを問い合せます。
CONNECT SYS/as SYSDBA
Enter password: password
SELECT * FROM V$ACTIVE_INSTANCES;
次のような出力が表示されます。
INST_NUMBER INST_NAME ----------- ----------------- 1 db1-sun:db1 2 db2-sun:db2 3 db3-sun:db3
この例で出力される列を表3-2に示します。
表3-2 V$ACTIVE_INSTANCES列の説明
列 | 説明 |
---|---|
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インスタンス番号を識別します。 |
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ホスト名およびインスタンス名を |