LinuxおよびUNIXプラットフォームで実行されるOracle RAC環境では、CLUSTER_INTERCONNECTS
初期化パラメータを使用して、Oracle Clusterwareがプライベート・ネットワーク用に使用しているものの代替インターコネクトを指定できます。
注意:
CLUSTER_INTERCONNECTS
初期化パラメータは、冗長インターコネクトの使用によって提供されている高可用性IP (HAIP)アドレスに設定しないでください。HAIPは自動的に認識されます。
CLUSTER_INTERCONNECTS
に複数の値を設定する場合、Oracle Databaseは、インターコネクトに指定するすべてのネットワーク・インタフェースを使用し、表示されているすべてのインターコネクトが動作している場合はロード・バランシングを提供します。このパラメータで複数のインターコネクトを定義する場合、データベースのすべてのインスタンスで同じ値(インターコネクトをリストする順序を含む)を使用する必要があります。
注意:
オペレーティング・システム・レベルでデフォルトのインターコネクト設定を上書きするCLUSTER_INTERCONNECTS
初期化パラメータを設定することはお薦めしません。
かわりに、ベスト・プラクティスは、Oracle RACおよびOracle Real Application Clusters One Node 11gリリース2 (11.2)データベース以上向けのOracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2)で使用可能な冗長インターコネクトの使用を使用することです。Oracle Database 11gリリース2 (11.2)より前のデータベースの場合、オペレーティング・システムベースのネットワーク・ボンディング・テクノロジを使用して、クラスタ・インターコネクトとして使用するつもりのネットワーク・インタフェース・カード向けの高可用性(およびロード・バランシング)を可能にします。1つのクラスタ内で複数のデータベース・バージョンを使用する場合は、両方の手法を組み合せることができます。冗長インターコネクトの使用では、結合にかかわらず、オペレーティング・システム・レベルで提示されるインタフェースを使用します。結合テクノロジの詳細は、オペレーティング・システムのベンダーに問い合せてください。
関連項目:
冗長インターコネクトの使用の詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。