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Oracle® Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71323-07
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クラスタ・ファイル・システムからのバックアップのリストア

この項で説明するスキームでは、「Oracle Automatic Storage Managementおよびクラスタ・ファイル・システムのアーカイブ・スキーム」が使用されていると仮定します。このスキームでは、node3がクラスタ・ファイル・システムへのバックアップを実行したとします。リストアおよびリカバリ操作にnode3が使用可能で、すべてのアーカイブ・ログがバックアップ済か、ディスク上にある場合は、次のコマンドを実行して完全リカバリを実行します。

RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE;

バックアップを実行したnode3 が使用できない場合は、残りのノードの1つに対してメディア管理デバイスを構成し、このノードでnode3のバックアップ・メディアを使用可能にします。

注意:

「自動ロード・バランシングを使用するようなチャネルの構成」で説明したとおり、RMANが構成されている場合、ノード間でチャネルをロード・バランスを実行するには、少なくとも1つのインスタンスがデータベースを正常にオープンするまでロード・バランスができないことに注意してください。つまり、データベース全体のリストア中はノード間でチャネルにロード・バランスが実行されることはありません。RESTOREおよびRECOVERコマンド用にチャネルのロード・バランシングをアーカイブするには、次のようなコマンドを実行して、チャネルを一時的に再割当てできます。

run {
ALLOCATE CHANNEL DEVICE TYPE sbt C1 CONNECT '@racinst_1'
ALLOCATE CHANNEL DEVICE TYPE sbt C2 CONNECT '@racinst_2'
...
}