トランザクション・ガードを使用するようにサービスを構成するには、次のサービス・パラメータを設定します。
-commit_outcome
: -commit_outcome
サービス・パラメータをTRUE
に設定します。このサービス・パラメータにより、COMMITが実行されて停止が発生した後に、トランザクションのコミット結果 にアクセスできるかどうかが決定されます。Oracle DatabaseではCOMMITは常に永続的ですが、トランザクション・ガードでは、COMMITの結果が永続的になり、アプリケーションでは、それを使用して、停止の前に実行された最後のトランザクションのステータスを強制適用します。
-retention
: -retention
サービス・パラメータを-commit_outcome
とともに使用します。このサービス・パラメータにより、COMMIT結果が保持される時間(秒数)が決定されます。ほとんどのインストールではデフォルト値を使用することをお薦めします。
次のSRVCTLコマンドにより、sales
という名前のポリシー管理サービスをトランザクション・ガードに構成します。
$ srvctl add service -db crm -service sales -serverpool spool_1 -commit_outcome TRUE -retention 86400 -notification TRUE
次のSRVCTLコマンドにより、sales
という名前の管理者管理サービスをトランザクション・ガードに構成します。
$ srvctl add service -db crm -service sales -preferred crm_1,crm_2 -available crm_3,crm_4 -commit_outcome TRUE -retention 86400 -notification TRUE
srvctl modify service
コマンドを使用して、既存のサービスをトランザクション・ガード用に構成するように変更することもできます。
関連項目:
これらのコマンドの詳細は、「srvctl add service」
および「srvctl modify service」
を参照してください。
トランザクション・ガードおよび冪等性の詳細は、Oracle Database開発ガイドを参照
Java用のトランザクション・ガードの詳細は、『Oracle Database JDBC開発者ガイド』を参照してください。
トランザクション・ガードを使用するOracle Call Interfaceアプリケーションの開発の詳細は、『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』を参照してください。
注意:
データベース・サービスは、その目的が管理用で、操作できないため、使用しないでください。db_name
またはdb_unique_name
に設定されているサービス名は使用しないでください。