リプレイの最終準備をするには、次の手順に従います。
ワークロードの前処理
取得済の各ワークロードに対し、ワークロードをリプレイするデータベースのバージョンごとに1回前処理を実行します。ワークロードを前処理したら、テスト・データベースのバージョンがワークロードを前処理したバージョンと同じであるかぎり、それ以降のリプレイ・タスクでは、再度前処理をする必要なくそれをリプレイできます。たとえば、MyReplay1およびMyReplay2という2つのリプレイ名を持つリプレイ・タスクがある場合、MyReplay1を前処理した後は、ディレクトリ・オブジェクトを直接再使用するだけでMyReplay2をリプレイできます。
前処理には、ワークロード・アナライザ・レポートを使用できます。
リプレイ・クライアントのデプロイ
リプレイ・クライアント・ホストが、「データベース・ターゲット名」フィールドに指定したテスト・データベースのOracleホームにアクセスできる場合は、リプレイ・クライアントを別のリプレイ・クライアント・ホストにデプロイする必要はありません。
次の手順は、各タスクを完了する方法を説明しています。
ワークロードを事前処理するには、次の手順に従います。
特定のリプレイのリプレイ・ページで、「ワークロードの事前処理」タスクのリンクをクリックします。
「取得されたワークロードの前処理: ワークロードの検索」ページが表示されます。
必要なワークロードの場所オプションを選択して、「次」をクリックします。
注意:
最初はコピー・オプションを選択する必要があります。
「取得されたワークロードの前処理: ワークロードのコピー」ページが表示されます。
必要な資格証明およびワークロードのコピーおよび前処理先の新しい場所を指定し、「次」をクリックします。
統合されたリプレイには複数のソース・ワークロードがあるため、複数のソース資格証明をワークロード・ディレクトリの現在の場所に入力しなければならないことがあります。統合リプレイの詳細は、「Enterprise Managerを使用したデータベース統合リプレイの使用」を参照してください。
システムは処理中に進捗状況の棒グラフを表示して応答し、コピー操作が終了した後に取得されたワークロードの前処理: ディレクトリを選択ページが表示されます。
ディレクトリ・オブジェクトを指定するかワークロードが含まれる場所をポイントする新しいディレクトリ・オブジェクトを作成します。前の手順でワークロードを新しい場所にコピーするよう選択をした場合、ディレクトリ・オブジェクトが「ワークロード・ディレクトリの新しい場所」で指定した正しい場所を確実にポイントするようにします。
システムは取得サマリーを表示して応答します。「詳細の取得」セクションを展開して、ワークロード・プロファイルとワークロード・フィルタを表示できます。統合されたリプレイに取得サマリーは表示されません。
「次へ」をクリックして、「取得されたワークロードの前処理: スケジュール」ページを表示します。
前処理ジョブのスケジュールを入力します。
必要な独自のジョブ名を指定するか、システム提供の名前をそのまま使用します。ジョブ・システムは、自動的に大文字でジョブに名前を付けます。
ジョブを発行後すぐに実行するか、または後で実行するかを示します。
ホスト資格証明を指定します。これは、オペレーティング・システムでの前処理ジョブの実行に使用されます。
「次へ」をクリックし、「取得されたワークロードの前処理: 確認」ページを表示します。
意図したとおりに設定されていることを確認して、「発行」をクリックします。
データベース・リプレイ・ページが表示され、入力にエラーがないものと見なされ、ページ上部の確認メッセージに「ワークロードの準備ジョブJOBNAMEは正常に作成されました。」と表示されます。
「JOBNAME」リンクをクリックして、ジョブのステータスを確認します。「ワークロード・リプレイ」タスクに進む前に、ジョブが完了している必要があります。
注意:
試行後に期間比較レポートを生成するには、テスト・データベースに追加のPL/SQLパッケージをインストールする必要があるという内容のメッセージが、「タスク・リスト」に表示される場合があります。「ワークロード・リプレイ」タスクに進む前に、この問題を解決するには、「PL/SQLパッケージのインストール」をクリックします。
ヒント:
取得したワークロードを事前処理したら、テスト・システムでリプレイできます。詳細は、「データベース・ワークロードのリプレイ」を参照してください。
リプレイ・クライアントをデプロイするには、次の手順に従います。
特定のリプレイのリプレイ・ページで、「リプレイ・クライアントのデプロイ」タスクのリンクをクリックします。
リプレイ・クライアントのデプロイ・ページが表示されます。
関連するワークロード取得に定義されているデフォルト値をそのまま使用するか、それらの値をオーバーライドして「続行」をクリックします。
Oracleデータベース・クライアントのプロビジョニング・ウィザードが表示されます。
ウィザードの各ステップのオンライン・ヘルプに記載されている指示に従います。
「確認」ステップで「発行」をクリックすると、設定したスケジュールに従ってデプロイメント・プロシージャが実行され、リプレイ・サマリー・ページが再度表示されます。