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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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11.1.4 ワークロードの前処理とリプレイ・クライアントのデプロイ

リプレイの最終準備をするには、次の手順に従います。

  • ワークロードの前処理

    取得済の各ワークロードに対し、ワークロードをリプレイするデータベースのバージョンごとに1回前処理を実行します。ワークロードを前処理したら、テスト・データベースのバージョンがワークロードを前処理したバージョンと同じであるかぎり、それ以降のリプレイ・タスクでは、再度前処理をする必要なくそれをリプレイできます。たとえば、MyReplay1およびMyReplay2という2つのリプレイ名を持つリプレイ・タスクがある場合、MyReplay1を前処理した後は、ディレクトリ・オブジェクトを直接再使用するだけでMyReplay2をリプレイできます。

    前処理には、ワークロード・アナライザ・レポートを使用できます。

  • リプレイ・クライアントのデプロイ

    リプレイ・クライアント・ホストが、「データベース・ターゲット名」フィールドに指定したテスト・データベースのOracleホームにアクセスできる場合は、リプレイ・クライアントを別のリプレイ・クライアント・ホストにデプロイする必要はありません。

次の手順は、各タスクを完了する方法を説明しています。

ワークロードを事前処理するには、次の手順に従います。

  1. 特定のリプレイのリプレイ・ページで、「ワークロードの事前処理」タスクのリンクをクリックします。

    「取得されたワークロードの前処理: ワークロードの検索」ページが表示されます。

  2. 必要なワークロードの場所オプションを選択して、「次」をクリックします。

    注意:

    最初はコピー・オプションを選択する必要があります。

    「取得されたワークロードの前処理: ワークロードのコピー」ページが表示されます。

  3. 必要な資格証明およびワークロードのコピーおよび前処理先の新しい場所を指定し、「次」をクリックします。

    システムは処理中に進捗状況の棒グラフを表示して応答し、コピー操作が終了した後に取得されたワークロードの前処理: ディレクトリを選択ページが表示されます。

  4. ディレクトリ・オブジェクトを指定するかワークロードが含まれる場所をポイントする新しいディレクトリ・オブジェクトを作成します。前の手順でワークロードを新しい場所にコピーするよう選択をした場合、ディレクトリ・オブジェクトが「ワークロード・ディレクトリの新しい場所」で指定した正しい場所を確実にポイントするようにします。

    システムは取得サマリーを表示して応答します。「詳細の取得」セクションを展開して、ワークロード・プロファイルとワークロード・フィルタを表示できます。統合されたリプレイに取得サマリーは表示されません。

    「次へ」をクリックして、「取得されたワークロードの前処理: スケジュール」ページを表示します。

  5. 前処理ジョブのスケジュールを入力します。

    1. 必要な独自のジョブ名を指定するか、システム提供の名前をそのまま使用します。ジョブ・システムは、自動的に大文字でジョブに名前を付けます。

    2. ジョブを発行後すぐに実行するか、または後で実行するかを示します。

    3. ホスト資格証明を指定します。これは、オペレーティング・システムでの前処理ジョブの実行に使用されます。

    「次へ」をクリックし、「取得されたワークロードの前処理: 確認」ページを表示します。

  6. 意図したとおりに設定されていることを確認して、「発行」をクリックします。

    データベース・リプレイ・ページが表示され、入力にエラーがないものと見なされ、ページ上部の確認メッセージに「ワークロードの準備ジョブJOBNAMEは正常に作成されました。」と表示されます。

  7. 「JOBNAME」リンクをクリックして、ジョブのステータスを確認します。「ワークロード・リプレイ」タスクに進む前に、ジョブが完了している必要があります。

    注意:

    試行後に期間比較レポートを生成するには、テスト・データベースに追加のPL/SQLパッケージをインストールする必要があるという内容のメッセージが、「タスク・リスト」に表示される場合があります。「ワークロード・リプレイ」タスクに進む前に、この問題を解決するには、「PL/SQLパッケージのインストール」をクリックします。

    ヒント:

    取得したワークロードを事前処理したら、テスト・システムでリプレイできます。詳細は、「データベース・ワークロードのリプレイ」を参照してください。

リプレイ・クライアントをデプロイするには、次の手順に従います。

  1. 特定のリプレイのリプレイ・ページで、「リプレイ・クライアントのデプロイ」タスクのリンクをクリックします。

    リプレイ・クライアントのデプロイ・ページが表示されます。

  2. 関連するワークロード取得に定義されているデフォルト値をそのまま使用するか、それらの値をオーバーライドして「続行」をクリックします。

    Oracleデータベース・クライアントのプロビジョニング・ウィザードが表示されます。

  3. ウィザードの各ステップのオンライン・ヘルプに記載されている指示に従います。

    「確認」ステップで「発行」をクリックすると、設定したスケジュールに従ってデプロイメント・プロシージャが実行され、リプレイ・サマリー・ページが再度表示されます。