PL/SQLインタフェースまたは異なるEnterprise Managerインスタンスを通して取得したワークロードをEnterprise Managerにインポートして、ワークロードが元々Enterprise Manager内で作成されたように管理することができます。ワークロードを取得中にしたり、取得を完了して、ワークロードをファイル・システムに格納できます。また、Enterprise Manager内で作成されたワークロードの場合と同様に、ワークロードを事前処理およびリプレイすることもできます。
この機能は、Cloud Control Databaseプラグイン12.1.0.5以降のリリースで利用できます。
Enterprise Manager外部にデータベース・ワークロードをインポートするには、次の手順に従います。
「データベース・リプレイ」ページの「取得済ワークロード」タブをクリックし、ツールバーの「インポート」をクリックします。
「ワークロードのインポート: ソース」ページが表示されます。
次の3つの選択肢のいずれかを選択して、取得されたワークロードをインポートし、「次へ」をクリックします。
取得が完了したワークロードをファイル・システムのディレクトリからインポート
このオプションは、通常APIを使用して作成されたワークロードに適用され、後続の処理用にEnterprise Managerにインポートします。この場合、Enterprise Managerは取得データベースを管理していない可能性があります。
取得が完了したワークロードをデータベース・ターゲットからインポート
この場合、Enterprise Managerは取得データベースをすでに管理している可能性があります。取得は、このデータベースで実行された可能性があるか、前述のオプションの場合と同様にロードされた可能性があります。
データベース・ターゲットで実行中の取得にアタッチ
このオプションは前述のオプションと似ていますが、すでに完了している取得ではなく、実行中の取得である点が異なります。
「ワークロードのインポート: データベース」ページが表示されます。
「データベース・ターゲット」フィールドの横の検索アイコンをクリックして、表示されるポップアップからデータベースを選択します。
注意:
ワークロードをロードするデータベースのターゲット・バージョンは、ワークロードの取得に使用したバージョン以上である必要があります。たとえば、Oracle Database 12xを使用して取得した場合、取得の読取りで選択するデータベースはバージョン12x以上である必要があります。
データベースおよびホスト資格証明が要求されます。
前述の手順で、取得が完了したワークロードをファイル・システムのディレクトリからインポートを選択した場合は、ワークロードの場所も要求されます。
統合リプレイは、少なくとも2つの取得ディレクトリを含む別のディレクトリ構造を持っています。したがって、ワークロード・ディレクトリに統合リプレイが含まれている場合は、インポート操作中にEnterprise Managerが統合リプレイを認識できるように、チェック・ボックスを有効にする必要があります。
前述の手順で必要な入力を行い、「次へ」をクリックします。
「ワークロードのインポート: ワークロード」ページが表示されます。
手順2の選択に従って表示されるボタンに応じて、ワークロードのロードまたはワークロードの検出のいずれかをクリックします。
ワークロードが見つかった場合は、検出されたワークロード表に表示されます。
「次へ」をクリックして、ワークロードをロードするか、ワークロードの1つを選択し、「次へ」をクリックしてワークロードのインポートを継続します。
「ワークロードのインポート: リプレイ」ページが表示されるのは、次の条件の場合のみです。
手順2で、「完了した取得済ワークロードをファイル・システムのディレクトリからインポートします。」を選択した場合。
1つ以上のリプレイがワークロードに含まれている場合。
オプション: 必要に応じて1つ以上のリプレイを選択し、リプレイ・タスク名を選択して、「次へ」をクリックします。
「ワークロードのインポート: 確認」ページが表示されます。
すべてが目的どおりに表示されたら、「送信」をクリックします。
「データベース・リプレイ」ページには、ジョブが正常に送信されたことを示すメッセージが表示されます。「取得済ワークロード」表で、ロードまたはインポートされたワークロードの「ステータス」列に「進行中」と表示されます。
ヒント:
「確認」ステップで送信した取得済ワークロード名をクリックして、ジョブの進行状況を確認できます。「取得サマリー」ページが表示され、データベース・リプレイ・インポート・ジョブ・リンクをクリックして、ジョブ実行ステップの進行状況を確認できます。