Enterprise Managerを使用して変更後のSQL試行を作成するには、次の手順を実行します。
「ガイド付きワークフロー」ページで、「変更された環境へのSQL試行の作成」手順の「実行」アイコンをクリックします。
「SQL試行の作成」ページが表示されます。
「SQL試行名」フィールドに、SQL試行の名前を入力します。
「SQL試行の説明」フィールドに、SQL試行の説明を入力します。
「作成方法」リストで、次のいずれかのアクションを実行して、SQL試行の作成方法および生成されるコンテンツを確認します。
「SQLをローカルで実行」を選択します。
このSQL試行では、実際にテスト・システムでSQL文をローカルに実行することによって、SQLチューニング・セット内の各SQL文に対して実行計画と実行統計の両方が生成されます。
「SQLをリモートで実行」を選択します。
このSQL試行では、実際にパブリック・データベース・リンクを介して別のテスト・システムでSQL文をリモートに実行することによって、SQLチューニング・セット内の各SQL文に対して実行計画と実行統計の両方が生成されます。
「計画をローカルで実行」を選択します。
このSQL試行では、オプティマイザが起動され、実際にSQL文が実行されることなく、テスト・システムで実行計画がローカルに作成されます。
「計画をリモートで実行」を選択します。
SQL試行では、オプティマイザが起動され、実際にSQL文が実行されることなく、パブリック・データベース・リンクを介して別のテスト・システムで実行計画がリモートに作成されます。
これらの各作成方法に対して、アプリケーション・スキーマおよびデータがローカルまたはリモートのテスト・システムにすでに存在している必要があります。
「SQL当たりの時間制限」リストで、次のいずれかのアクションを実行して、試行時のSQL実行の時間制限を決定します。
「5分」を選択します。
この実行では、SQLチューニング・セット内の各SQL文が最大5分間実行され、パフォーマンス・データが収集されます。
「無制限」を選択します。
この実行では、SQLチューニング・セット内の各SQL文が完了するまで実行され、パフォーマンス・データが収集されます。実行統計を収集することによってパフォーマンス分析の精度は大幅に向上しますが、分析にかかる時間は長くなります。1つのSQL文によってタスクが長時間停止状態になる場合があるため、この設定は使用しないことをお薦めします。
「カスタマイズ」を選択して、指定する秒数、分数、時間数を入力します。
テストしているシステム変更がテスト・システムで実行されたことを確認して、「試行環境設定済み」を選択します。
「スケジュール」セクションで、次の手順を実行します。
「タイムゾーン」リストで、タイムゾーン・コードを選択します。
「即時」(即時にタスクを開始する場合)または、「後で」(「日付」および「時間」フィールドで指定した時間にタスクを開始するようスケジュールする場合)を選択します。
「発行」をクリックします。
実行が開始されると、「ガイド付きワークフロー」ページが表示されます。
実行中、この手順のステータス・アイコンは時計に変わります。ステータス・アイコンをリフレッシュするには、「リフレッシュ」をクリックします。選択したオプションおよびSQLワークロードのサイズによっては、実行が完了するまで時間がかかる場合があります。実行が完了したら、ステータス・アイコンがチェック・マークに変わり、次の手順の「実行」アイコンが有効になります。
変更後のパフォーマンス・データを構築したら、「SQL試行の比較」で説明する比較分析を実行して、変更前のSQL試行と変更後のSQL試行を比較します。