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Oracle® Database Testingガイド
12cリリース1 (12.1)
B71349-07
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15.2.2 データベース統合リプレイ用のテスト・システムの設定

データベース統合リプレイ用のテスト・システムの設定は、「データベース・ワークロードのリプレイの手順」で説明されている、データベース・リプレイ用のテスト・システムの設定と類似しています。ただし、データベース統合リプレイ用にリプレイ・データベースを設定する場合には、他に考慮する必要のある事項があります。

リプレイ中の相違を最小限に抑えるには、テスト・システムには同じアプリケーション・データが必要であり、アプリケーション・データの状態は、ワークロードをそれぞれ取得開始したときの取得システムのデータの状態と論理的に同じにする必要があります。ただし、取得が統合されている場合、様々な本番システムのワークロード取得が複数含まれている可能性があるため、テスト・システムをすべての取得に対応するよう設定する必要があります。この場合、各データベースが取得の開始時に取得システムと同等のデータを持つように、マルチテナント・アーキテクチャを使用して複数データベースを統合することをお薦めします。

データベース統合リプレイを行うには、関係しているすべてのワークロード取得を、テスト・システムの新しい取得ディレクトリの下に配置する必要があります。ワークロード取得をすべて新しい取得ディレクトリにコピーするか、元のワークロード取得をポイントするシンボリック・リンクを作成します。ワークロード取得を統合する前に、新しい取得ディレクトリに関係するすべての取得を格納する十分な空き領域があることを確認します。

図15-1に、3つのワークロード取得を統合するテスト・システムと新しい取得ディレクトリを設定する方法を示します。

図15-1 データベース統合リプレイ用のテスト・システムの設定

図15-1の説明が続きます
「図15-1 データベース統合リプレイ用のテスト・システムの設定」の説明

関連項目: