プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Real Application Clustersインストレーション・ガイド
12c リリース1 (12.1) for Microsoft Windows
B72964-07
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

7 Oracle Real Application Clustersソフトウェアの削除

必要な場合、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)のOracleホーム・ディレクトリから、すべてのOracle Database、インスタンスおよびソフトウェアを完全に削除できます。

関連項目:

単独製品の削除の詳細は、『Oracle Database Clientインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』などの製品固有の資料を参照してください。その製品に適用される要件および制限を確認してください。

7.1 削除手順の概要

Oracle Database、インスタンスおよびソフトウェアを完全に削除する場合、いくつかの作業を実行する必要があります。

  • Oracleホームに関連付けられたすべてのインスタンスの確認

  • プロセスの停止

  • Oracle Databaseホームにインストールされたリスナーの削除

  • データベース・インスタンスの削除

  • Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)リリース1 (11.1)以下の削除

  • Oracle ClusterwareおよびOracle ASM (Oracle Grid Infrastructure)の削除

注意:

  • Oracle Database Vaultの削除の詳細は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。

  • Oracle Configuration Managerの削除の詳細は、『Oracle Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。

  • Oracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2)以上では、Oracle ASMとOracle ClusterwareはOracle Grid Infrastructureインストールに含まれています。これらのコンポーネントは一緒にインストールされ、削除されます。

注意:

1台のサーバー上の複数のデータベースで同じグローバル・データベース名(GDN)を使用するクラスタ・メンバー・ノードがある場合、1つのデータベースのみを削除ツールで削除することはできません。

たとえば、クラスタ・ノードのいずれかにあるスタンドアロンのデータベースがGDN mydb.example.comを使用し、Oracle RACデータベースのGDNもmydb.example.comである場合は、そのノードの両方のデータベースが削除ツールで削除されます。

7.2 クラスタ上のすべてのインスタンスの確認

SRVCTLまたはWindowsサービスのコントロール・インタフェースのいずれかを使用して、クラスタでデータベース・インスタンスを識別できます。

7.2.1 SRVCTLを使用したクラスタ上のすべてのインスタンスの確認

SRVCTLを使用して、Oracleホームに関連付けられたすべてのデータベース・インスタンスを識別できます。

  • 次のコマンドを入力します(dbnameはデータベースの名前)。
    C:\..> srvctl status database -db dbname

7.2.2 Windowsサービス・コントロール・マネージャを使用したクラスタ上のすべてのインスタンスの確認

Windowsサービス・コントロール・マネージャを使用して、Oracleホームに関連付けられたすべてのデータベース・インスタンスおよびサービスを識別できます。

  1. 管理者権限を持つユーザーとしてクラスタ・ノードにログインします。
  2. Windowsサービス・コントロール・マネージャを使用して、Oracleホームに関連するOracleサービスを特定します。
    削除するOracleホームにアクセス可能で、状態が「開始」であるOracleサービス(名前がOraで始まるもの)を検索します。

    サービスが関連付けられているOracleホームを確認するには、サービスの「実行可能ファイルへのパス」を調べて、そのサービスの実行可能ファイルが格納されているディレクトリを確認します。

7.3 Oracle RACソフトウェアの削除

削除ツールは、Oracle RACデータベースとシングル・インスタンス・データベースの両方に関して、サーバーからOracle ClusterwareおよびOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ならびにOracle Databaseインストールを削除します。

7.3.1 削除ツールの概要

削除ツールは、Oracleソフトウェアを停止し、オペレーティング・システム上のOracleソフトウェアおよび構成ファイルを削除します。

Oracle Database 12cから、削除ツールがデータベース・インストール・メディアに統合されました。Oracle DatabaseまたはOracle Databaseクライアントのインストール・メディアのベース・ディレクトリから、setup.exeコマンドに-deinstallオプションと-homeオプションを使用して削除ツールを実行できます。

また、削除ツールは、インストール後にOracleホーム・ディレクトリで別のコマンド(deinstall.bat)として使用することも可能です。これは%ORACLE_HOME%\deinstallディレクトリにあります。

削除ツールによって、Oracleソフトウェアが停止され、特定のOracleホームのOracleソフトウェアおよびオペレーティング・システムの構成ファイルが削除されます。削除ツールを実行してOracle Grid Infrastructure for Windowsのインストールを削除する場合、適切なスクリプトが自動的に実行され、Oracle Grid Infrastructureまたはスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureが構成解除されます。

削除ツールは、指定した情報と、ソフトウェア・ホームから収集した情報を使用して、レスポンス・ファイルを作成します。または、-checkonlyオプションと-oオプションを使用してdeinstall.batコマンドによって以前に生成されたレスポンス・ファイルを指定することもできます。レスポンス・ファイル・テンプレートを編集して、レスポンス・ファイルを作成することもできます。

注意:

Oracleソフトウェアを削除するには、同じリリースの削除ツールを実行する必要があります。以前のリリースからOracleソフトウェアを削除するとき、それより新しいリリースの削除ツールは実行しないでください。たとえば、既存の11.2.0.4のOracleホームにあるOracleソフトウェアを削除するために、Oracle Database 12.1のインストール・メディアの削除ツールは実行しないでください。

Oracleホームのソフトウェアが実行されていない場合(インストール失敗の後など)、削除ツールは構成を確認できないため、対話的に、またはレスポンス・ファイルですべての構成の詳細を提供する必要があります。

7.3.2 削除ツールのコマンド・リファレンス

削除ツールを使用して、Oracleソフトウェアを削除できます。このコマンドは、スタンドアロン・モードでの実行、Oracleホーム・ディレクトリからの実行、またはインストーラを介した実行が可能です。

用途

削除ツールは、Oracleソフトウェアを停止し、オペレーティング・システム上のOracleソフトウェアおよび構成ファイルを削除します。

ファイル・パス

%ORACLE_HOME%\deinstall\deinstall

前提条件

Oracle Grid Infrastructureのインストールに対して削除ツールを実行する前に、次の作業を行います。

  • Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)をディスマウントし、Oracle Automatic Storage Management Dynamic Volume Manager (Oracle ADVM)を無効にします。

  • Grid Naming Service (GNS)が使用中の場合は、サブドメイン・エントリをDNSから削除することをDNS管理者に通知します。

deinstall.batプログラムを使用する場合の構文

deinstall.bat [-silent] [-checkonly] [-local] 
 [-paramfile complete path of input response file] 
 [-params name1=value [name2=value . . .]] 
 [-o complete path of directory for saving files] 
 [-tmpdir complete path of temporary directory to use]
 [-logdir complete path of log directory to use] [-help]

setup.exeプログラムを使用する場合の構文

setup.exe -deinstall -home complete path of Oracle home[-silent] [-checkonly] 
 [-local] [-paramfile complete path of input response file] 
 [-params name1=value [name2=value . . .]] 
 [-o complete path of directory for saving files] 
 [-tmpdir complete path of temporary directory to use]
 [-logdir complete path of log directory to use] [-help]

オプション

表7-1 削除ツールのオプション

コマンド・オプション 説明
home Oracleホームの完全パス

このオプションを指定して、確認または削除するOracleホームのホーム・パスを示します。削除するOracleホームにあるdeinstall.batコマンドを使用してOracleソフトウェアを削除する場合は、Oracleホーム以外の場所にレスポンス・ファイルを用意し、-homeオプションは使用しないでください。

deinstall.batをパス%ORACLE_HOME%\deinstallから実行する場合は、実行元となるホームがツールで認識されるため、-homeオプションは不要です。インストール・メディアからsetup.exe -deinstallコマンドを使用する場合は、-homeオプションが必須です。

silent このオプションを指定すると、非対話型モードで削除ツールが実行されます。このオプションを指定する場合は、次のいずれかが必要です。
  • インストール情報および構成情報を確認するためにアクセス可能な動作中のシステム。失敗したインストールで-silentオプションは動作しません。

  • 削除または構成解除するOracleホームの構成値が記述されたレスポンス・ファイル。

checkonly

このオプションを指定すると、Oracleソフトウェアのホーム構成の状態が確認されます。-checkonlyオプションを指定してdeinstallコマンドを実行した場合、Oracleの構成は削除されません。このオプションによって、deinstall.batコマンドとともに使用できるレスポンス・ファイルが生成されます。

レスポンス・ファイルを生成するために-checkonlyオプションを使用すると、システムに関する情報を入力するように求められます。Oracle環境からツールが取得したデフォルト値(カッコ([])内に示されます)をそのまま使用するか、または別の値を指定できます。各プロンプトで[Enter]を押して、デフォルトを受け入れます。

local

複数ノード環境でこのオプションを指定すると、クラスタのOracleソフトウェアの構成が解除されます。

このオプションを指定してdeinstall.batを実行すると、非共有Oracleホーム・ディレクトリのローカル・ノード(deinstall.batを実行したノード)でのみOracleソフトウェアの構成が解除され、削除されます。構成解除ツールでは、リモート・ノードのOracleソフトウェアの削除または構成解除は行われません。

paramfile 入力レスポンス・ファイルの完全パス

(オプション)このオプションを指定すると、デフォルト以外の場所にあるレスポンス・ファイルを使用してdeinstall.batを実行できます。このオプションを使用する場合は、レスポンス・ファイルが存在する場所を完全パスで指定します。削除するOracleホームからdeinstall.batコマンドを実行する場合、-paramfileオプションを指定する必要はありません。

レスポンス・ファイルのデフォルトの場所は、削除ツールの場所によって異なります。

  • インストール・メディアまたはステージの場所: X:\staging_location\deinstall\response

  • インストール後のインストール済Oracleホーム: %ORACLE_HOME%\deinstall\response

params name1=value[ name2=value name3=value...] このオプションをレスポンス・ファイルとともに使用すると、作成したレスポンス・ファイル内の1つ以上の値を上書きできます。
o 保存するレスポンス・ファイルのディレクトリの完全パス

このオプションを指定すると、デフォルト以外の場所に、レスポンス・ファイル(deinstall.rsp.tmpl)を保存するパスが指定されます。

レスポンス・ファイルのデフォルトの場所は、削除ツールの呼出し方法によって異なります。

  • インストール・メディアまたはステージの場所からの場合: stagelocation\response

  • インストール後のインストール済Oracleホーム: %ORACLE_HOME%\deinstall\response

tmpdir 使用する一時ディレクトリの完全パス 削除ツールが削除対象の一時ファイルを書き込むためのデフォルト以外の場所を指定します。
logdir 使用するログ・ディレクトリの完全パス 削除ツールが削除対象のログ・ファイルを書き込むためのデフォルト以外の場所を指定します。
help -helpオプションを指定すると、削除ツールのオプションに関する追加情報を取得できます。

削除ツールのログ・ファイルの場所

Oracleホームにあるdeinstall.batコマンドを使用した場合、ログ・ファイルはC:\Program Files\Oracle\Inventory\logsディレクトリに書き込まれます。

deinstall.batコマンドを使用して、サーバーに最後にインストールしたOracleホームを削除すると、ログ・ファイルは現在のユーザーのホーム・ディレクトリに書き込まれます。たとえば、ドメイン・ユーザーRACDBA\dba1としてログインしている場合、ログ・ファイルはディレクトリC:\Users\dba1.RACDBA\logsに格納されます。

7.3.3 削除ツールを使用したOracle RACの削除

複数の方法で削除ツールを実行できます。

7.3.3.1 Oracleホームからの削除ツールの実行

Oracleホームまたはソフトウェア・インストール・メディアから削除ツールを実行できます。

  1. 削除ツールは、デフォルトでは、Oracleインストール・ユーザーとしてOracleホームのdeinstallディレクトリから実行します。
    C:\> %ORACLE_HOME%\deinstall\deinstall.bat
  2. サーバーに関する情報の入力を求められたら、情報を入力するかデフォルトを受け入れます。
削除ツールは、Oracleソフトウェアを停止し、オペレーティング・システム上のOracleソフトウェアおよび構成ファイルを削除します。

例7-1 Oracleホーム内からのdeinstall.batの実行

削除ツールを実行する最も一般的な方法は、削除対象のOracleホームにインストールされているバージョンを使用することです。削除ツールはローカルのOracleホームのソフトウェア構成を確認し、各プロンプトでデフォルト値を提供します。デフォルト値を受け入れることも、別の値を優先することもできます。Oracleホームのソフトウェアが実行されていない場合(インストール失敗の後など)、削除ツールは構成を確認できないため、対話的に、またはレスポンス・ファイルですべての構成の詳細を提供する必要があります。現在のOracleホーム・ディレクトリにある削除ツールを使用するには、Administratorsグループのメンバーとしてログインし、次のコマンドを発行します。

C:\> app\oracle\product\12.1.0\dbhome_1\deinstall\deinstall.bat

プロンプトが表示されたら、さらに情報を入力します。

注意:

削除対象のOracleホーム以外の場所から削除ツールを使用する場合は、コマンドラインで-homeオプションを指定する必要があります。

7.3.3.2 インストーラからの対話的な削除ツールの実行

Oracleホームまたはソフトウェア・インストール・メディアから削除ツールを実行できます。

  1. setup.exeコマンドで、-deinstallオプションに続けて、-homeオプションを使用して削除するOracleホームのパスを指定します。
  2. サーバーに関する情報の入力を求められたら、情報を入力するかデフォルトを受け入れます。
削除ツールは、Oracleソフトウェアを停止し、オペレーティング・システム上のOracleソフトウェアおよび構成ファイルを削除します。

例7-2 ソフトウェア・インストール・メディアからの削除ツールの実行

インストール・メディアのインストーラから削除ツールを実行する場合、実行されたdeinstall.batコマンドは、指定された情報を使用してシステム構成を決定し、各プロンプトのデフォルト値を提供します。デフォルト値を受け入れることも、別の値を優先することもできます。指定したOracleホームのソフトウェアが実行されていない場合(インストール試行に失敗した後など)、削除ツールは構成を確認できないため、対話的に、またはレスポンス・ファイルですべての構成の詳細を指定する必要があります。

たとえば、インストーラから起動した削除ツールを使用してOracle Databaseホームdbhome_1を削除するには、管理者グループのメンバーとしてログインし、次のようなコマンドを使用します(directory_pathはインストール・メディアのdatabaseディレクトリへのパスです)。

C:\> cd directory_path 
C:\..database> setup.exe -deinstall -home C:\app\oracle\product\12.1.0\db_home1\

プロンプトが表示されたら、さらに情報を入力します。

注意:

削除対象のOracleホーム以外の場所から削除ツールを使用する場合は、コマンドラインで-homeオプションを指定する必要があります。

7.3.3.3 レスポンス・ファイルを使用した削除ツールの実行

削除ツールは、指定した情報と、ソフトウェア・ホームから収集した情報を使用して、レスポンス・ファイルを作成します。または、–checkonlyオプションと-oオプションを使用して、deinstall.batコマンドによって以前に生成されたレスポンス・ファイルを指定することもできます。レスポンス・ファイル・テンプレートを編集して、レスポンス・ファイルを作成することもできます。

  • パス/directory_path (directory_pathはインストール・メディアのdatabaseディレクトリ)にあるsetup.exeコマンドを実行し、ソフトウェア所有者の場所C:\user\oracleにあるレスポンス・ファイルを使用するには、Administratorsグループのメンバーとしてログインし、次のコマンドを入力します。
    C:\> cd directory_path\
    C:\..database> setup.exe -deinstall -paramfile C:\user\oracle\my_db_parmfile.tmpl

7.3.3.4 削除ツールで使用するレスポンス・ファイルの生成

Oracleホームを削除するコマンドを実行する前に、-checkonlyおよび-oオプションを指定してdeinstall.batコマンドを実行することで、レスポンス・ファイルを生成できます。または、レスポンス・ファイル・テンプレートを使用し、このファイルを手動で編集してレスポンス・ファイルを作成することもできます。

または、%ORACLE_HOME%\deinstall\response\deinstall.rsp.tmplにあるレスポンス・ファイル・テンプレートを使用することもできます。
  • Oracleホームにあるdeinstall.batコマンドと-checkonlyオプションを使用してレスポンス・ファイルdeinstall_dbhome_1.rspを生成するには、次のようなコマンドを入力します(C:\app\oracle\product\12.1.0\dbhome_1はOracleホームの場所、C:\Users\oracleは生成されるレスポンス・ファイルが作成されるディレクトリ)。
    C:\> app\oracle\product\12.1.0\dbhome_1\deinstall\deinstall.bat -checkonly -o C:\Users\oracle\

7.3.4 Oracle RACを削除するためのサンプル・レスポンス・ファイル

Oracle RACデータベースに対して、-paramfileオプションを指定して削除ツールを実行すると、レスポンス・ファイルに指定した値を使用できます。次に、削除ツールで使用されるレスポンス・ファイルの例を示します。

例7-3 Oracle RACをアンインストールするために削除ツールで使用するレスポンス・ファイルの例

次に、削除ツールで作成されるレスポンス・ファイルの例を示します。レスポンス・ファイルには、次の情報が含まれます。

  • Oracleホーム・ユーザーはoracleです

  • Oracle Databaseホーム(Oracleホーム)は、パスC:\app\oracle\product\12.1.0\dbhome_1です

  • OracleベースはC:\app\oracleです

  • OracleベースはC:\app\oracleです

  • OracleベースはC:\app\oracleです

  • 中央Oracle Inventoryホームは、C:\Program Files\Oracle\Inventoryです

  • 仮想IPアドレス(VIP)は、192.0.2.1です

  • ローカル・ノード(削除ツールを実行するノード)の名前は、node1です

  • リモート・ノードの名前は、node2です

  • データベース名はorclで、Oracle RACデータベースです

  • データベースは、記憶域にOracle ASMを使用します

#Copyright (c) 2005, 2010 Oracle Corporation. All rights reserved.
LOCAL_NODE=node1
HOME_TYPE=RACDB
ORACLE_BASE=C:\app\oracle
DB_TYPE.orcl=RAC_DB
silent=false
ORA_CRS_HOME=C:\app\12.1.0\grid\
LOGDIR=C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs\
DATAFILE_LOC.orcl=
ORACLE_BINARY_OK=true
DUMP_DESTINATION_LOC.orcl=C:\app\oracle\admin\orcl
EMCP.DB_UNIQUE_NAME_LIST=orcl
CLUSTER_NODES=node1,node2
REMOTE_NODES=node2
SPFILE_LOC.orcl=+DATA/orcl/spfileorcl.ora
ARCHIVE_LOG_DESTINATION_LOC.orcl=
ORACLE_BASE.orcl=C:\app\oracle
LOCAL_SID.orcl=orcl1
local=false
INVENTORY_LOCATION=C:\Program Files\Oracle\Inventory
NODE_LIST.orcl=node1,node2
RAW_MAPPING_FILE.orcl=
DIAG_DEST.orcl=C:\APP\ORACLE\diag\rdbms\orcl
ORACLE_HOME=C:\app\oracle\product\12.1.0\dbhome_1\
STORAGE_TYPE.orcl=ASM
CCR_CONFIG_STATUS=CCR_DEL_HOME
CRS_HOME=false
EMCP.CHECK_POINT.orcl=WINDOWS_SERVICE_REGISTRY_CREATE,DBCONTROL_START
CONFIGFILE_LOC.orcl=+DATA/orcl/controlfile/current.260.712754807,C:\APP\ORACLE
 \PRODUCT\12.1.0\DBHOME_1\DATABASE\DR1ORCL.DAT,C:\APP\ORACLE\PRODUCT\12.1.0\
 DBHOME_1\DATABASE\DR2ORCL.DAT
SID_LIST.orcl=orcl1,orcl2
OLD_ACTIVE_ORACLE_HOME=
CREATION_MODE.orcl=y
COMPS_TO_REMOVE=ode.net.ntoledb,oramts
DB_UNIQUE_NAME_LIST=orcl
FLASH_RECOVERY_LOC.orcl=

7.4 インストールが失敗した後のクリーンアップ

インストールが失敗した場合は、Oracleホーム・ディレクトリを削除し、Oracle Universal Installer(OUI)がインストール試行中に作成したすべてのファイルを削除する必要があります。

  1. Oracle Real Application Clustersソフトウェアの削除の手順に従って、OUIを実行してOracle RACを削除します。
  2. インストール時にOracleホーム・ディレクトリとして使用されたディレクトリを手動で削除します。
  3. 前のインストール試行時にOUIによって作成された次のWindowsレジストリ・キーを削除します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ODBC\ODBCINST.INI
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Oracle12\Performance
     \KEY_ORACLE_HOME_NAME

これらの手順を完了したら、再びインストールを開始できます。