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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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トレース・ファイルの検索

ADRCIにより、現在自動診断リポジトリ(ADR)に存在するトレース・ファイルの名前が表示できます。ADR内に存在するすべてのトレース・ファイルの名前を表示することも、フィルタを適用して名前のサブセットを表示することもできます。たとえば、ADRCIのコマンドで、次の操作を行うことができます。

適切なコマンドライン・パラメータを使用して、フィルタ処理機能を組み合せることができます。

SHOW TRACEFILEコマンドは、カレントADRホーム下のトレース・ディレクトリおよびインシデント・ディレクトリに存在するトレース・ファイルのリストを表示します。複数のADRホームがカレントの場合、すべてのADRホームからのトレース・ファイル・リストが順次出力されます。

次の文は、フィルタ処理を行わずに、カレントADRホームに存在するすべてのトレース・ファイルの名前を表示します。

SHOW TRACEFILE

次の文は、ファイル名に文字列mmonが含まれるすべてのトレース・ファイルの名前を表示します。パーセント符号(%)はワイルドカード文字として使用されます。また、検索文字列では大/小文字が区別されます。

SHOW TRACEFILE %mmon%

この文は、/home/steve/tempディレクトリ内でファイル名に文字列mmonを含むすべてのトレース・ファイルの名前を表示します。

SHOW TRACEFILE %mmon% -PATH /home/steve/temp

この文は、トレース・ファイルの名前を、最終変更時間を逆にたどる順序でリストします。つまり、最近変更されたトレース・ファイルがリストの最初に示されます。

SHOW TRACEFILE -RT

この文は、インシデント番号1681に関連付けられているすべてのトレース・ファイルの名前を表示します。

SHOW TRACEFILE -I 1681

関連項目:

  • 「SHOW TRACEFILE」

  • ADRのディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。