Oracle Database 11g以上では、アラート・ログがXML形式のファイルおよびテキスト・ファイルの両方で書き込まれます。任意のテキスト・エディタでいずれかの形式のファイルを表示するか、ADRCIコマンドを実行してXMLタグを省略したXML形式のアラート・ログを表示することができます。デフォルトでは、ADRCIはデフォルトのエディタにアラート・ログを表示します。SET
EDITOR
コマンドを使用すると、デフォルトのエディタを変更できます。
ADRCIでアラート・ログを表示するには、次の手順に従います。
SHOW
ALERT
コマンドのバリエーションを次に示します。
SHOW ALERT -TAIL
これは、ターミナル・セッションでのアラート・ログの最後の部分(最後の10エントリ)を表示します。
SHOW ALERT -TAIL 50
これは、ターミナル・セッションでのアラート・ログの最後の50エントリを表示します。
SHOW ALERT -TAIL -F
これは、アラート・ログの最後の10エントリを表示した後、アラート・ログに到着する追加メッセージを待機します。各メッセージは、到着時に表示に追加されます。このコマンドにより、アラート・ログのライブ監視を実行できます。待機を停止してADRCIプロンプトに戻るには、[Ctrl]を押しながら[C]を押します。
SPOOL /home/steve/MYALERT.LOG SHOW ALERT -TERM SPOOL OFF
これは、XMLタグのないアラート・ログを/home/steve/MYALERT.LOG
ファイルに出力します。
SHOW ALERT -P "MESSAGE_TEXT LIKE '%ORA-600%'"
これは、文字列ORA-600を含むアラート・ログ・メッセージのみを表示します。出力は次のようになります。
ADR Home = /u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1/log/diag/rdbms/orclbi/orclbi: ****************************************************************************** 01-SEP-06 09.17.44.849000000 PM -07:00 AlertMsg1: ORA-600 dbgris01, addr=0xa9876541
関連項目:
Oracle Enterprise Managerまたはテキスト・エディタを使用してアラート・ログを表示する方法については、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。