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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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アラート・ログの表示

Oracle Database 11g以上では、アラート・ログがXML形式のファイルおよびテキスト・ファイルの両方で書き込まれます。任意のテキスト・エディタでいずれかの形式のファイルを表示するか、ADRCIコマンドを実行してXMLタグを省略したXML形式のアラート・ログを表示することができます。デフォルトでは、ADRCIはデフォルトのエディタにアラート・ログを表示します。SET EDITORコマンドを使用すると、デフォルトのエディタを変更できます。

ADRCIでアラート・ログを表示するには、次の手順に従います。

  1. 対話方式モードでADRCIを起動します。

    詳細は、「ADRCIの起動とヘルプの利用」を参照してください。

  2. (オプション)SET HOMEPATHコマンドを使用して、ADRホームを1つ選択します(カレントにします)。

    最初にSHOW HOMESコマンドを使用すると、カレントのADRホームのリストを表示できます。詳細は、「ホームパス」および「ADRCIコマンドを使用する前のADRCIホームパスの設定」を参照してください。

  3. ADRCIプロンプトで、次のコマンドを入力します。
    SHOW ALERT
    

    複数のADRホームがカレントの場合は、リストから1つのADRホームを選択するように要求されます。デフォルトのエディタに、XMLタグを省略したアラート・ログが表示されます。

  4. エディタを終了し、ADRCIコマンド・プロンプトに戻ります。

SHOW ALERTコマンドのバリエーションを次に示します。

SHOW ALERT -TAIL

これは、ターミナル・セッションでのアラート・ログの最後の部分(最後の10エントリ)を表示します。

SHOW ALERT -TAIL 50

これは、ターミナル・セッションでのアラート・ログの最後の50エントリを表示します。

SHOW ALERT -TAIL -F

これは、アラート・ログの最後の10エントリを表示した後、アラート・ログに到着する追加メッセージを待機します。各メッセージは、到着時に表示に追加されます。このコマンドにより、アラート・ログのライブ監視を実行できます。待機を停止してADRCIプロンプトに戻るには、[Ctrl]を押しながら[C]を押します。

SPOOL /home/steve/MYALERT.LOG
SHOW ALERT -TERM
SPOOL OFF

これは、XMLタグのないアラート・ログを/home/steve/MYALERT.LOGファイルに出力します。

SHOW ALERT -P "MESSAGE_TEXT LIKE '%ORA-600%'"

これは、文字列ORA-600を含むアラート・ログ・メッセージのみを表示します。出力は次のようになります。

ADR Home = /u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1/log/diag/rdbms/orclbi/orclbi:
******************************************************************************
01-SEP-06 09.17.44.849000000 PM -07:00
AlertMsg1: ORA-600 dbgris01, addr=0xa9876541

関連項目:

  • 「SHOW ALERT」

  • 「SET EDITOR」

  • Oracle Enterprise Managerまたはテキスト・エディタを使用してアラート・ログを表示する方法については、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。