次に、ソース・データベース、マイニング・データベース、データ・ディクショナリ、およびLogMinerがマイニングするREDOログ・ファイルの要件を示します。
ソース・データベースおよびマイニング・データベースは、同一のハードウェア・プラットフォームで稼働している必要があります。
マイニング・データベースは、ソース・データベースと同一でも、まったく別であってもかまいません。
マイニング・データベースは、ソース・データベースと同じか上位のリリースのOracle Databaseを実行する必要があります。
マイニング・データベースでは、ソース・データベースで使用するものと同じキャラクタ・セット(またはキャラクタ・セットのスーパーセット)を使用する必要があります。
ディクショナリは、LogMinerが分析するREDOログ・ファイルを生成するソース・データベースと同じデータベースにより生成される必要があります。
同じソース・データベースで生成される必要があります。
同じデータベースRESETLOGS SCN
と関連付けられている必要があります。
リリース8.0以上のOracle Databaseである必要があります。ただし、リリース9.0.1で導入されたLogMiner機能の一部は、Oracle9i以上のデータベースで生成されたREDOログ・ファイルでのみ機能します。詳細は、「サポートされるデータベースとREDOログ・ファイルのバージョン」を参照してください。
LogMinerでは、異なるデータベースからのREDOログ・ファイルを混在させること、また分析対象のREDOログ・ファイルを生成したデータベース以外からのディクショナリを使用することはできません。
注意:
LogMinerで分析するログ・ファイルを生成するには、その前にサプリメンタル・ロギングを有効にする必要があります。
サプリメンタル・ロギングが有効な場合、REDOログ・ファイルの情報を役立てるために必要な補足情報がREDOストリームに記録されます。したがって、次のSQL文で示すように、少なくとも最小サプリメンタル・ロギングは有効にする必要があります。
ALTER DATABASE ADD SUPPLEMENTAL LOG DATA;
サプリメンタル・ロギングが有効であるかどうかを確認するには、次のSQL文で示すように、V$DATABASE
ビューを問い合せます。
SELECT SUPPLEMENTAL_LOG_DATA_MIN FROM V$DATABASE;
問合せからYES
またはIMPLICIT
の値が返された場合、最小サプリメンタル・ロギングは有効です。サプリメンタル・ロギングの詳細は、「サプリメンタル・ロギング」を参照してください。