デフォルト: システム上のデフォルトのデータベース・エディション
用途
オブジェクトのエクスポート元のデータベース・エディションを指定します。
構文および説明
SOURCE_EDITION=edition_name
SOURCE_EDITION=
edition_name
を指定すると、そのエディションのオブジェクトがエクスポートされます。データ・ポンプは、変更されずに継承されているすべてのオブジェクトと、変更されているすべての実際のオブジェクトを選択します。
このパラメータが指定されていない場合は、デフォルトのエディションが使用されます。指定されたエディションが存在しない場合や使用できない場合は、エラー・メッセージが返されます。
制限事項
このパラメータは、バージョニング可能な同じオブジェクトのバージョンがデータベース内に2つ以上ある場合にのみ有効です。
ジョブ・バージョンは、11.2
以上である必要があります。「VERSION」を参照してください。
例
次に、SOURCE_EDITION
パラメータの使用例を示します。
> expdp hr DIRECTORY=dpump_dir1 DUMPFILE=exp_dat.dmp SOURCE_EDITION=exp_edition EXCLUDE=USER
この例は、オブジェクトのエクスポート元となるexp_edition
というエディションがシステム上に存在することを前提としています。エクスポート・モードは指定されていないため、デフォルトのスキーマ・モードが使用されます。EXCLUDE=user
パラメータは、ユーザーの定義のみを除外します。ユーザーのスキーマに含まれるオブジェクトは除外されません。
関連項目:
エディションの作成方法の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
エディション機能(継承されたオブジェクトと実際のオブジェクトも含む)の詳細は、『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。