デフォルト: expdat.dmp
用途
構文および説明
DUMPFILE=[directory_object:]file_name [, ...]
DIRECTORYパラメータで指定されている場合、directory_objectはオプションです。ここで値を指定する場合は、すでに存在しアクセス権があるディレクトリ・オブジェクトを指定します。DUMPFILEパラメータの一部に指定されるデータベース・ディレクトリ・オブジェクトは、DIRECTORYパラメータで指定された値よりも優先されます。
file_nameには、ダンプ・ファイル・セット内のファイルの名前を指定します。ファイル名には、置換変数%Uを含むテンプレートを指定することもできます。%Uを使用した場合、インポート・ユーティリティは、テンプレートと一致する各ファイルを一致するファイルが検出されなくなるまで調べ、ダンプ・ファイル・セットの一部となるすべてのファイルの位置を特定します。%Uは、01から始まる2桁の整数に変換されます。
DUMPFILEパラメータでのファイル指定にセット全体が含まれている場合は、インポート・ユーティリティでセット全体の位置を特定するための十分な情報がファイルに含まれます。ファイルの名前、位置または順序は、エクスポート時と同じである必要はありません。
制限事項
データ・ポンプのパラメータVERSION=12を使用してOracle Database 11gリリースで作成したダンプ・ファイルは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)以上でのみインポートできます。
例
次に、インポートのDUMPFILEパラメータの使用例を示します。この例では、ExportのDUMPFILEパラメータで示した例を実行して、ダンプ・ファイルを作成できます。「DUMPFILE」を参照してください。
> impdp hr DIRECTORY=dpump_dir1 DUMPFILE=dpump_dir2:exp1.dmp, exp2%U.dmp
exp1.dmpダンプ・ファイルに、ディレクトリ・オブジェクト(dpump_dir2)が指定されているため、インポート・ジョブは、そのファイルを検索します。また、dpump_dir1にある、exp2nn.dmpの形式のダンプ・ファイルも検索します。ログ・ファイルは、dpump_dir1に書き込まれます。