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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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終了および囲みの指定に関する構文

次の図に、termination_specおよびenclosure_specの構文を示します。

表10-3では、デリミタの指定に使用する、終了および囲みの指定に関する構文について説明します。

表10-3 デリミタの指定に使用するパラメータ

パラメータ 説明

TERMINATED

データは、最初にデリミタが現れるまで読み込まれます。

BY

可読性を向上させるために使用されるオプションのワードです。

WHITESPACE

デリミタには、スペース、タブ、空白、LF、改ページ、改行などの任意の空白文字を使用できます。(TERMINATEDの場合のみ使用できます。ENCLOSEDでは使用できません。)

OPTIONALLY

指定する文字でデータを囲むこともできます。SQL*Loaderでは、この指定文字が最初に現れたところから、次に同じ文字が現れたところまでのデータ値が読み込まれます。データが囲まれていない場合は、終了デリミタ付きのフィールドとして読み込まれます。オプションで囲みデリミタを指定する場合は、必ずTERMINATED BY句を指定してください。その場合、フィールド定義の一部としてローカルに指定しても、FIELDS句の中でグローバルに指定してもかまいません。

ENCLOSED

データは2つのデリミタで囲まれます。

string

デリミタは文字列です。

X'hexstr'

デリミタは、文字コード体系におけるX'hexstr'によって指定される値を持つ文字で、X'1F'(10進数の31)などのように指定します。「X」は大文字でも小文字でも使用できます。

AND

後続の囲みデリミタを指定する場合に使用します。後続の囲みデリミタには、先頭の囲みデリミタとは異なる文字を指定できます。AND句を指定しないと、先頭の囲みデリミタと後続の囲みデリミタは同じ文字とみなされます。

EOF

ファイル全体がLOBにロードされたことを示します。これは、LOBファイルからデータがロードされる場合のみ有効です。EOFによって終了するフィールドは囲むことができません。

各指定方法によるデリミタの指定例およびそれぞれの場合の実際のデータの例を示します。

TERMINATED BY ','                      a data string, 
ENCLOSED BY '"'                        "a data string" 
TERMINATED BY ',' ENCLOSED BY '"'      "a data string", 
ENCLOSED BY '(' AND ')'                (a data string)