表5-2に示すように、ILM ADOパラメータでADO環境をカスタマイズできます。
表5-2 ILM ADOパラメータ
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TBS_PERCENT*パラメータの値のために、ADOは最善を尽くしますが、保障はされません。表領域割当て率がTBS_PERCENT_USEDの値に到達すると、表領域割当ての空き領域比率がTBS_PERCENT_FREEの値に近づくように、ADOはデータの移動を開始します。例として、TBS_PERCENT_USEDが85およびTBS_PERCENT_FREEが25に設定されると、表領域が90パーセント・フルになると想定します。すると、ADOは表領域割当ての少なくとも25パーセントが空き領域になるように(75パーセント未満が表領域割当てに使用されるようにとも言えます)、データを移動する操作を開始します。
DBA_ILMPARAMETERSビューではパラメータを表示できます。たとえば、次の問合せでは、ADO関連パラメータの値を表示します。
SQL> SELECT NAME, VALUE FROM DBA_ILMPARAMETERS; NAME VALUE ---------------------------------------------------------------- ---------- ENABLED 1 RETENTION TIME 30 JOB LIMIT 10 EXECUTION MODE 3 EXECUTION INTERVAL 15 TBS PERCENT USED 85 TBS PERCENT FREE 25 7 rows selected.
例5-8に示すように、DBMS_ILM_ADMIN PL/SQLパッケージのCUSTOMIZE_ILMプロシージャでILM ADOパラメータを設定できます。Oracle Enterprise Manager Cloud ControlでのILM ADOパラメータの設定の詳細は、「Oracle Enterprise ManagerでのILMヒート・マップおよびADOの管理」を参照してください。
関連項目:
DBMS_ILM_ADMINパッケージの定数の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。