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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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参照パーティション化

参照パーティション化では、参照制約により相互に関連する2つの表のパーティション化が可能です。パーティション化キーは、既存の親子関係を介して解決され、有効化されたアクティブな主キーおよび外部キー制約により強制されます。

この拡張の利点は、キー列を複製せずに親表からパーティション化キーを継承することで、親子関係にある複数の表を論理的に同一レベル・パーティション化できることです。論理的な依存性もパーティションのメンテナンス操作に自動的にカスケードされるため、アプリケーション開発が容易になり、ミスも少なくなります。

参照パーティション化の例として、参照制約orderid_refconstraintによって互いに関連するOrders表とLineItems表があります。つまり、LineItems.order_idOrders.order_idを参照しています。Orders表は、order_dateでレンジ・パーティション化されています。LineItemsorderid_refconstraintで参照パーティション化を行うと、図2-4および図2-5に示す、Orders表と同一レベルでパーティション化されたパーティション表が作成されることになります。

図2-4 参照パーティション化前

図2-4の説明が続きます
「図2-4 参照パーティション化前」の説明

図2-5 参照パーティション化後

図2-5の説明が続きます
「図2-5 参照パーティション化後」の説明

参照パーティション化では、基本的なパーティション化計画をすべて使用できます。参照パーティション化では、時間隔パーティション化も使用できます。

注意:

参照パーティション化は、オンライン再定義パッケージ(DBMS_REDEFINITION)ではサポートされません。