Oracle Databaseでは、次の機能が提供されるため、ILMソリューションを実装するプラットフォームとして理想的です。
アプリケーションの透過性
アプリケーションの透過性はILMでは大変重要です。アプリケーションをカスタマイズする必要がないことを意味し、様々な変更をデータに加えてもデータを使用するアプリケーションに影響を及ぼさないためです。データをライフサイクルの別のステージに簡単に移動することができ、データベースでのデータ・アクセスを最適化することができます。もう1つの大きな利点は、アプリケーションの透過性により、新たな規制要件に迅速に対応するために必要な柔軟性が得られることです。この場合も、既存のアプリケーションが影響を受けません。
ファイングレイン・データ
Oracleでは、データを非常に細かいレベルや関連グループごとに表示することができます。これに対して、ストレージ・デバイスではバイトやブロックが表示されるだけです。
低コスト・ストレージ
保管するデータが非常に多い場合、低コスト・ストレージの使用が、ILMを実装する際の重要な要素になります。Oracleは多様なストレージ・デバイスを利用できるため、最小限のコストで最大限の容量のデータを保持できます。
強制可能なコンプライアンス・ポリシー
コンプライアンスの理由で情報を保存する場合は、規則に従ってデータを保管および管理していることを取締機関に示すことが不可欠です。Oracle Databaseでは、セキュリティ・ポリシーと監査ポリシーを定義し、データのすべてのアクセスに対して施行して、アクセスを記録することができます。
この項の内容は次のとおりです。