Oracle Database File System(DBFS)は、ファイルを格納するデータベースの利点と、リレーショナル・データを効率的に管理するデータベースの強みを活用して、データベースに格納されたファイルに対する標準のファイルシステム・インタフェースを実装します。このインタフェースを使用すると、BLOBおよびCLOBプログラム・インタフェースを使用するために特別に記述されたプログラムに制限されずに、データベースにファイルを格納できるようになります。これで、ファイルに作用する任意のオペレーティング・システム(OS)プログラムを使用して、データベース内のファイルに透過的にアクセスできるようになります。
Oracle Database File System(DBFS)は、データベース表に格納されたファイルおよびディレクトリの上部に標準ファイルシステム・インタフェースを作成します。DBFSを使用する場合、サーバーはデータベースです。ファイルは、Oracle SecureFiles LOBとしてデータベース表に格納されます。PL/SQLプロシージャのセットにより、作成、オープン、読取り、書込みおよびリスト・ディレクトリなどのファイルシステム・アクセスのプリミティブが実装されます。データベース内のファイルシステムの実装は、DBFSコンテンツ・ストアと呼ばれます。DBFSコンテンツ・ストアにより、すべてのデータベース・ユーザーは、クライアントによってマウント可能な1つ以上のファイルシステムを作成できます。各ファイル・システムには、ファイル・システム・コンテンツが保持されるシステム専用の表があります。
関連項目:
Oracle SecureFiles LOB、ストアおよびOracle Database File Systemの詳細は、『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』を参照してください。