VLDBのきわめて重要な特性はサイズが大きいことです。記憶域のスケーラビリティと管理性は、VLDB環境の重要な要素です。サイズが大きいために次の課題があります。
VLDBでは使用されるコンポーネントが多いため、単純な統計により、記憶域コンポーネントで障害が発生する可能性が高いことが示されます。
VLDBでの小規模な相対成長は、大規模な絶対成長に相当することがあり、多くのデバイスの追加につながる場合があります。
サイズの大きさにかかわらず、パフォーマンスおよび可用性の要件は小規模システムと変わりません。
これらの課題に対処できる記憶域構成を選択する必要があります。記憶域の追加や削除を計画的に行うか状況に応じて行うかにかかわらず、システムはパフォーマンスと高可用性の観点で最適な状態を保つ必要があります。
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