Oracle® Business Intelligence Applicationsインストレーション・ガイド 11gリリース1 (11.1.1.8.1) E56352-01 |
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この章では、インストール後のシステム設定タスクを実行する手順について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
Oracle Data Integratorリポジトリにおける、BIAPPS_DW_FILE物理サーバーに関連付けられた物理スキーマの接続プロパティを設定するには、ODI Studioを使用します。
Oracle Data IntegratorにおけるBusiness Analytics Warehouse物理スキーマの接続を設定するには:
BI Applications管理者の資格証明を使用して、ODI Studioにログインします。
ナビゲーション・ペインで、「トポロジ」に移動し、「テクノロジ」、「ファイル」の順に展開します。
「BIAPPS_DW_FILE」をダブルクリックします。
「定義」ペインで、「ディレクトリ(スキーマ)」と「ディレクトリ(作業スキーマ)」のプロパティに対して、第3.3.11項「ソース・ファイルのコピー」でソース・ファイルのコピー先として使用したディレクトリを指定し、サブフォルダdata_files/src_files/BIA_11を含めます。
例:
<source file home>/biapps/etl/data_files/src_files/BIA_11
次の手順は、オンプレミスOracle Fusion Applicationsソースに適用されます。
この手順は、オンプレミスFusion Applicationsソースのみに適用されます。
ETLプロセスは、Oracle Business Analytics Warehouseへのデータの抽出元となるFusion Applicationsの表に対する適切なデータ・セキュリティ権限が付与されたユーザーによって実行される必要があります。この目的で、FUSION_APPS_OBIA_BIEE_APPIDという名前のエンタープライズ・ロールが、Fusion Applicationsのインストール中に、適切なETLセキュリティ権限を使用してプロビジョニングされます。
Fusion Applicationsのセキュリティ管理者と協力して、次の手順を実行します。
ETL用ユーザーを作成するには:
Fusion Applications LDAPシステムで、新しいユーザーを作成します。
たとえば、OBIA_ETL_USERという名前の新しいユーザーを作成します。
このユーザーを、エンタープライズ・ロールFUSION_APPS_OBIA_BIEE_APPIDのメンバーにします。
ユーザーの資格証明をメモします。
この手順は、オンプレミスFusion Applicationsソースのみに適用されます。
オンプレミスFusion Applicationsソースに対するETL用のRPDを構成するには:
Oracle BI管理ツールにログインします。
Oracle BI Applications用Oracle BIリポジトリをオフライン・モードで開きます。
「物理」レイヤーで、各Fusion Applicationsピラー・ドメインに対して、BIEEブローカへの接続を構成します。「物理」レイヤーの次の各オブジェクトに対して、接続を設定します。
ピラー | 「物理」レイヤーのオブジェクト |
---|---|
CRM |
oracle.apps.crm.model.analytics.applicationModule.CrmAnalyticsAM_CrmAnalyticsAMLocal |
FSCM |
oracle.apps.fscm.model.analytics.applicationModule.FscmTopModelAM_FscmTopModelAMLocal |
HCM |
oracle.apps.hcm.model.analytics.applicationModule.HcmTopModelAnalyticsGlobalAM_HcmTopModelGlobalAMLocal |
いずれかのピラー・オブジェクトを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「データベース」ダイアログの「一般」タブで、「デフォルトで直接データベース・リクエストを許可」を選択します。
ピラー・オブジェクトを展開し、「接続プール」をダブルクリックします。
「接続プール」ダイアログが表示されます。
「一般」タブで、データ・ソース・ユーザー名としてFUSION_APPS_BI_APPIDと入力し、このユーザーのパスワードを入力します。
FUSION_APPS_BI_APPIDユーザーのパスワードは、Fusion Applications管理者から入手できます。
「その他」タブで、「アプリケーション・サーバーURL」フィールドに、該当するピラーのBIEEブローカが配置されたURLを、次の形式で入力します。
Http://<host>.<domain>:<port>/<pillar>Analytics/obieebroker
例:
Http://machineName.myDomain.com:30615/crmAnalytics/obieebroker
「SQL Bypass Database」フィールドに、<PILLAR>_OLTPと入力します。
例: CRM_OLTP
3つの各ピラーに対して、手順3aから3eを実行します。
次のDSN変数に値を設定します。これらの変数によって、Fusion Applicationsトランザクション・データベースへの接続が指定されます。
CRM_OLTP_DSN
FSCM_OLTP_DSN
FBI_OLTP_DSN
HCM_OLTP_DSN
OLTP_DSN (Marketing OLTPデータ・ソースによって使用されます)
メニュー・バーで、「管理」、「変数」を選択します。
「変数マネージャ」ダイアログで、<PILLAR>_OLTP_DSN変数が見つかるまで下にスクロールします。
<PILLAR>_OLTP_DSN変数をダブルクリックします。
「静的リポジトリ変数」ダイアログが表示されます。
「デフォルトのイニシャライザ」テキスト・ボックスに、Fusion Applicationsトランザクション・データベースへの接続に関する情報をtnsnames.oraの形式で入力します。
例:
'(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP) (HOST=db_host_machine.domain.com) (PORT=<port>))(CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME=<service_name>)))'
各DSNに対して、手順4aから4eを実行します。
次のユーザー変数に値を設定します。これらの変数によって、Fusion Applicationsトランザクション・データベースのユーザーが指定されます。
CRM_OLTP_USER
FSCM_OLTP_USER
FBI_OLTP_USER
HCM_OLTP_USER
OLTP_USER (Marketing OLTPデータ・ソースによって使用されます)
Oracle Transactional Business Intelligence用のRPDから、前述のユーザーのユーザー名を取得します。
Fusion Applications管理者からユーザーのパスワードを入手します。このパスワードは、後の手順で必要になります。
メニュー・バーで、「管理」、「変数」を選択します。
「変数マネージャ」ダイアログで、「アクション」、「新規」、「リポジトリ」、「変数」を選択します。
「変数マネージャ」ダイアログで、<PILLAR>_OLTP_USERおよびOLTP_USER変数が見つかるまで下にスクロールします。
変数をダブルクリックします。
「静的リポジトリ変数」ダイアログが表示されます。
「デフォルトのイニシャライザ」テキスト・ボックスに、ユーザー名を入力します。
各ユーザーに対して、手順4aから4eを実行します。
「物理」レイヤーにリストされた次の各OLTPオブジェクトに対して、接続プールを構成します。
CRM_OLTP
FSCM_OLTP
FBI_OLTP
HCM_OLTP
Marketing OLTP
オブジェクトを展開します。
「接続プール」をダブルクリックします。
Marketing OLTPに対しては、「Fusion OLTP接続プール」をダブルクリックします。
「接続プール」ダイアログが表示されます。
「データ・ソース名」フィールドに、VALUEOF(<PILLAR>_OLTP_DSN)と入力します。
例: VALUEOF(CRM_OLTP_DSN)
Marketing OLTPに対しては、VALUEOF(OLTP_DSN)
と入力します。
「ユーザー名」フィールドに、VALUEOF(<PILLAR>_OLTP_USER)と入力します。
例: VALUEOF(CRM_OLTP_USER)
Marketing OLTPに対しては、VALUEOF(OLTP_USER)
と入力します。
注意: CRM_OLTP、FSCM_OLTP、FBI_OLTPおよびHCM_OLTPのユーザー名は同じです。Marketing OLTPのユーザーはOLTP_USERの値であり、他のピラーのユーザーとは異なります。
「パスワード」フィールドに、ユーザーのパスワードを入力します。このパスワードは、Fusion Applications管理者から入手します。
各OLTPオブジェクトに対して、手順6aから6eを実行します。
この手順に従って、ソース・システムを登録し、Oracle Data Integratorへの接続の詳細を伝播します。
ソース・システムを登録するには:
URL http://<host>:<port>/biacmを使用してOracle BI Applications構成マネージャを起動し、BI Applications管理者ユーザーとしてログインします。注意: このユーザーは、第3.3.7項「Oracle BI Applicationsの構成」の手順で作成しました。
ナビゲーション・ペインで、「システム設定」の下に表示された「Business Intelligence Applicationsインスタンスの定義」リンクを選択します。
「ソース・システム」タブが表示されます。
「追加」アイコンをクリックします。
「ソースの登録」ダイアログが表示されます。
構成マネージャでソースを登録するには、次のプロパティを指定します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
製品ライン |
ソース・インスタンスの製品ラインを選択します。 Oracle Fusionソースに対しては、「Oracle Fusion」を選択します。 |
製品ライン・バージョン |
ソース・インスタンスの製品ラインのバージョン番号を選択します。 |
ソース・インスタンス名 |
ソース・インスタンスの名前を指定します。 これは、BI Applicationsデータ・ロード用のデータのソースとして機能するトランザクション・システムに対して、BI Applicationsシステム管理者によって付けられた名前です。機能設定タスクおよびパラメータやドメイン・マップなどのオブジェクトの値の設定はソース・インスタンスに関連して実行されるため、ソース・インスタンスは重要です。 |
説明 |
(オプション)ソース・インスタンスに関する追加情報を入力します。 |
データ・ソース番号 |
ソース・インスタンスを識別する一意の番号を入力します。 「データ・ソース番号」の値によってデータ・ソースが指定され、そのデータをOracle Business Analytics Warehouse内で識別できるようになります。各ソース・インスタンスには一意のデータ・ソース番号が必要です。 |
データ・サーバー |
PeopleSoftソース以外のすべてのソースに対して、データ・サーバーの読取り専用リストが表示されます。 PeopleSoft Enterpriseソースに対しては、「データ・サーバー詳細」ウィンドウで、ソース・インスタンスに適したデータ・サーバーを選択します。 |
「次へ」をクリックします。「Oracle Data Integratorトポロジでのソース登録」ページがアクティブになります。
Oracle Data Integratorでソースを登録するには、次の手順を実行します。
「コンテキスト」ドロップダウン・リストから「グローバル」を選択します。
Oracle BI Applicationsのインタフェースは値「グローバル」を使用するように設計されているため、この値を指定する必要があります。
「テクノロジ: Oracle」タブで、次のプロパティを指定します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
ODIデータ・サーバー名 |
トランザクションOLTPデータベース(ソース・データベース)を示すODIデータ・サーバーの名前を指定します。ODIデータ・サーバー名は、ODIリポジトリ内のすべてのODIデータ・サーバー間で一意である必要があります。 |
JDBCドライバ |
トランザクションOLTPデータベース(ソース・データベース)接続のJDBCドライバの名前。 Oracle Fusionソースに対しては、このプロパティはOracle BIサーバーのJDBCドライバの名前を示します。たとえば、 注意: Fusion Applicationsトランザクション・システムのデータは、Oracle BIサーバーから取得されます。 デフォルト値を使用することをお薦めします。 |
JDBC URL |
トランザクションOLTPデータベース(ソース・データベース)接続のJDBC URLを指定します。このURLの形式は、次のとおりです。
Oracle Fusionソースに対しては、Oracle BIサーバーのJDBC URLを指定します。形式は、jdbc:oraclebi://<sid>:<port>です。 |
データベース・ユーザー名 |
トランザクションOLTPデータベース(ソース・データベース)のデータベース・ユーザー名を指定します。 Oracle Fusionソースに対しては、ETLユーザーのユーザー名を指定します。これは、第4.2.1項「ETLユーザーの作成」で作成したユーザーです。 |
データベース・パスワード |
トランザクションOLTPデータベース(ソース・データベース)のパスワードを指定します。 Oracle Fusionソースに対しては、ETLユーザーのパスワードを指定します。 |
テスト |
このボタンを使用して、トランザクションOLTPデータベース(ソース・データベース)への接続をテストします。 |
「テクノロジ: ファイル・システム」タブで、次のプロパティを指定します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
ODIデータ・サーバー名 |
ファイル・システム・データ・サーバーの名前を指定します。ODIデータ・サーバー名は、ODIリポジトリ内のすべてのODIデータ・サーバー間で一意である必要があります。 |
ホスト名 |
ファイル・システム(ETLに使用されるソース・ファイル)が配置されているホスト・マシンの名前を指定します。これは、第3.3.11項「ソース・ファイルのコピー」の手順で、ソース・ファイルのコピー先として使用したマシンです。 |
ファイルへのパス |
第3.3.11項「ソース・ファイルのコピー」でソース・ファイルをコピーしたディレクトリを指定します。 ディレクトリ・パスには、環境のソース固有の適切なフォルダが含まれている必要があります。ソース固有のフォルダは、/biapps/etl/data_files/src_filesにあります。 たとえば、ソース・システムがOracle EBS 12.1.1の場合、ディレクトリ・パスは次のようになります。 <source file home>/biapps/etl/data_ files/src_files/EBS_12_1_1 |
配列フェッチ・サイズ |
データ・サーバーとの通信を行うたびに、ODIによってリクエストされる行の数。 注意: この列は表示されない場合があります。この列を表示するには、「表示」、「列」、「すべて表示」をクリックします。 |
バッチ更新サイズ |
1つのINSERTコマンドに含まれる行の数。 注意: この列は表示されない場合があります。この列を表示するには、「表示」、「列」、「すべて表示」をクリックします。 |
JDBCドライバ |
デフォルト値を使用することをお薦めします。 注意: この列は表示されない場合があります。この列を表示するには、「表示」、「列」、「すべて表示」をクリックします。 |
JDBC URL |
デフォルト値を使用することをお薦めします。 注意: この列は表示されない場合があります。この列を表示するには、「表示」、「列」、「すべて表示」をクリックします。 |
「保存してクローズ」をクリックします。
この情報は、接続が作成されるODIに渡されます。
注意: 接続の詳細は、「構成マネージャでのソース登録」ページと「Oracle Data Integratorトポロジでのソース登録」ページの両方に情報を入力して保存するまで、ODIリポジトリに伝播されません。 |
デプロイする購入済のOracle BI Applicationsオファリングを有効にするには、Oracle BI Applications構成マネージャを使用します。オファリングに関連する設定データは、そのオファリングを有効にすると、構成マネージャ内に表示されます。
デフォルトでは、複数のソース・インスタンスを保持している状態でオファリングを有効にすると、そのオファリングがすべてのソース・インスタンスに対して有効になります。オファリングがすべてのソース・インスタンスをソースとして参照しない場合は、そのオファリングがソースとして参照しないソース・インスタンスを無効にできます。たとえば、Oracle EBSおよびPeopleSoftという2つのソース・インスタンスを保持している状態で、Financial Analyticsをデプロイするとします。Financial AnalyticsがPeopleSoftのみをソースとして参照する場合は、Financial AnalyticsオファリングのOracle EBSソース・インスタンスを無効にします。
デプロイするOracle BI Applicationsオファリングを有効にするには:
BI Applications管理者ユーザーとして、Oracle BI Applications構成マネージャにログインします。
「Business Intelligence Applicationsの管理」リンクを選択して、「Business Intelligence Applicationsの管理」ダイアログを表示します。
「Business Intelligence Applicationsオファリング」タブを選択します。
デプロイする各オファリングの横にある、「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
オファリングを有効にすると、そのオファリングに関連付けられた設定データを構成マネージャ内で使用できるようになります。
「保存」をクリックして、変更を保存します。
このダイアログを終了するために、「完了」をクリックします。
オファリングがソースとして参照しないソース・インスタンスを無効にするには:
「Business Intelligence Applicationオファリングおよび関連ソース」タブに移動します。
該当するオファリングを展開します。
無効にするソースの「使用可能」チェック・ボックスを選択解除します。
「保存」をクリックします。
Oracle BI Applicationsでは、複数言語でのデータ・ロードがサポートされています。データ・ロードの言語は、Oracle BI Applications構成マネージャで指定します。
Oracle Business Analytics Warehouseの言語を指定するには:
Business Intelligence Applications管理者職務ロールを持つユーザーとして、Oracle BI Applications構成マネージャにログインします。
「ウェアハウス言語の管理」リンクを選択して、「ウェアハウス言語の管理」ページを表示します。
「ビジネス分析ウェアハウス言語の管理」タブの表内に表示された言語のリストで、「インストール済」ドロップダウンから「はい」を選択することによって、データの抽出元となる言語を指定します。
デフォルトのインストール済言語は、「英語(アメリカ)」です。他のすべての言語は無効になっています。
注意: 言語をインストール済として指定すると、選択した言語のリストが、内部でデータ・ロード・パラメータLANGUAGE_LISTに移入されます。このパラメータ・リストがデータの抽出中に使用され、選択した言語でデータが抽出されます。 |
「保存」をクリックして、変更を保存します。
ソース固有のデータをOracle BI Applications構成マネージャの表内にロードするには、ドメイン・ロード計画を定義、生成および実行する必要があります。これにより、構成マネージャ内で、適切なソース固有の値を、設定オブジェクトのドロップダウン・リストの選択肢として表示できるようになります。
注意: この手順を実行する前に、第4.3項「ソース・システムの登録とOracle Data Integratorへの接続の詳細の伝播」の手順を完了する必要があります(手順5で説明されている、「Oracle Data Integratorトポロジでのソース登録」ページでのソースの登録を含む)。
ドメイン・ロード計画を定義、生成および実行するには:
次のように、ドメイン・ロード計画を定義します。
Oracle BI Applications構成マネージャの「タスク」ペインで、「ロード計画管理」という見出しの下に表示される「ロード計画の管理」を選択します。
「ロード計画の管理」ページが表示されます。
「ロード計画」ツールバーで、「追加」アイコンをクリックします。
「ロード計画の作成」ページが表示されます。
「ロード計画の作成」の最初のページで、次の情報を指定します。
フィールド | 説明 |
---|---|
名前 |
ロード計画の一意の名前を入力します。 |
摘要 |
(オプション)ロード計画に関する追加情報を入力します。 |
ロード計画タイプ |
「ドメインのみの抽出とロード(SDEおよびSIL)」を選択します。 |
ソース・インスタンス |
ソース・インスタンスを選択します。インスタンスを選択しなかった場合、デフォルトですべてのインスタンスが選択されます。 |
「次へ」をクリックします。
「ロード計画の作成」の2ページ目が表示されます。
「使用可能なファクト・グループ」タブで、ドメイン・ロード計画の定義に含めるファクト・グループを選択します。
ファクト・グループは、ファクト・グループの階層に属している場合があります。選択できるのは最上位の親ファクト・グループのみであり、子ファクト・グループは選択できません。
ロード計画には、少なくとも1つのファクト・グループを含める必要があります。1つ以上のデータ・ソースから、複数のファクト・グループを選択できます。
「保存」をクリックします。次のオプションを含むサブメニューが表示されます。
「保存」をクリックして、ロード計画を保存します。ロード計画を保存すると、そのロード計画が「ロード計画」マスター・リストに表示されます。
「ロード計画の保存および生成」をクリックして、ロード計画を保存し、すぐに生成します。
Oracle BI Applications構成マネージャの生成プロセスでは、ロード計画が作成されるODIリポジトリに、そのロード計画のプロパティが伝播されます。
前の手順における保存時にロード計画を生成しなかった場合、次の手順を実行してロード計画を生成します。
「ロード計画」マスター・リストで、手順1で定義したドメイン・ロード計画を選択します。
「ロード計画」ツールバーで、「生成」アイコンをクリックします。
「生成ステータス」列に、生成プロセスの進行状況が表示されます。次の手順に進むには、このプロセスを正常に完了する必要があります。画面をリフレッシュするには、「リフレッシュ」アイコンをクリックします。
マスター・リスト内のドメイン・ロード計画を選択し、ツールバーの「実行」アイコンをクリックすることによって、そのドメイン・ロード計画を実行します。
第4.6項「ドメイン・ロード計画の実行」の説明に従ってドメイン・ロード計画を実行したら、特定のソース(ソースが1つのみの場合を含む)を参照するために、Oracle BI Applications構成マネージャの「外部適合ドメインの管理」ダイアログを使用して、外部適合ドメインのマッピングを完了する必要があります。「外部適合ドメインの管理」ダイアログにリストされた各ドメインに対して、マッピングの構成を行う必要があります。
外部適合ドメインをマップする手順については、『Oracle Business Intelligence Applications構成ガイド』の外部適合ドメインの構成方法に関する項を参照してください。
注意: Oracle BI Applicationsシステムは、インストール時に、WebLogic Serverの組込みLDAPを認証に使用するよう構成されます。
セキュリティ管理者と協力して、Oracle BI Applications構成マネージャ、機能設定マネージャおよびOracle Data Integratorへのアクセス権をユーザーに付与します。
構成マネージャと機能設定マネージャへのアクセスは、次の職務ロールによって制御されます。
BI Applications管理者職務
BI Applications機能開発者職務
BI Applications実装マネージャ職務
ロード計画オペレータ職務
ロード計画管理者職務
セキュリティ管理者は、ユーザーの職責に基づいて、そのユーザーに適した職務ロールを付与する必要があります。各職務ロールがアクセスできる構成マネージャと機能設定マネージャの画面については、『Oracle Business Intelligence Applicationsセキュリティ・ガイド』のOracle BI Applications構成マネージャおよび機能設定マネージャのセキュリティの概要に関する項を参照してください。
BI Applications管理者、ロード計画オペレータおよびロード計画管理者ユーザーには、Oracle Data Integratorへの適切なアクセス権が必要です。これらのユーザーを、LDAPシステム内に加えてODIリポジトリ内にも作成し、「スーパーバイザ」プロファイルや適切なODIプロファイルを、それらのユーザーに付与する必要があります。BI Applications管理者には、Oracle Data Integratorの「スーパーバイザ」ロールが付与されている必要があります。セキュリティ管理者と協力して、これらの職務ロールを付与します。
Oracle Data Integratorにおけるセキュリティ管理の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド』を参照してください。
Oracle Business Intelligenceとともに、事前に構成された優先通貨名および優先通貨コードを持つ、一連の優先通貨がインストールされます。優先通貨名は、Oracle Business Intelligenceダッシュボードにおいて、Oracle Business Intelligenceにログインしたユーザーの「マイ・アカウント」ダイアログの「プリファレンス」タブにある「通貨」ドロップダウンで使用されます。
「優先通貨の管理」ダイアログを使用すると、通貨のデフォルトの表示名を編集できます。BIダッシュボードに関連付けられたすべてのモジュールに表示される通貨ラベルを変更するには、優先通貨名の値を編集します。たとえば、「現地通貨」ラベルを「元帳通貨」から「現地通貨」に変更する場合があります。
通貨の表示名を編集するには:
BI Applications管理者ユーザーとして、Oracle BI Applications構成マネージャにログインします。
「システム設定」の下にある「優先通貨の管理」を選択して、「優先通貨の管理」ダイアログを表示します。
「優先通貨」リストで、通貨を選択します。通貨を選択すると、それに関連付けられたモジュールが下部の表に表示されます。
「優先通貨名」列の値をクリック(または「編集」アイコンをクリック)して、「優先通貨名」ダイアログを表示します。
「優先通貨名」フィールドに、通貨名を指定します。この名前は、Oracle Business Intelligenceの「アカウント(個人)」ダイアログの「プリファレンス」タブにある「通貨」ドロップダウン・リストの選択肢として、エンド・ユーザーに表示されます。
「保存してクローズ」をクリックします。
文書通貨の有効化
デフォルトでは、文書通貨は「通貨」ドロップダウン・リスト(Oracle Business Intelligenceの「アカウント(個人)」ダイアログの「プリファレンス」タブにあります)から除外されています。文書通貨を「通貨」ドロップダウン・リストに含めるには、BIメタデータ・リポジトリ(RPD)内の、次に示すすべてのセキュリティ・グループから特定のフィルタを削除する必要があります。
OBIA_PROJECT_CURRENCY_PREFERENCES
OBIA_HCM_CURRENCY_PREFERENCES
OBIA_SCM_CURRENCY_PREFERENCES
OBIA_FINANCIAL_CURRENCY_PREFERENCES
OBIA_MFG_CURRENCY_PRFERENCES
OBIA_PROCUREMENT_CURRENCY_PREFERENCES
OBIA_MARKETING_CURRENCY_PREFERENCES
OBIA_PARTNER_CURRENCY_PREFERENCES
OBIA_CRM_CURRENCY_PREFERENCES
OBIA_SALES_CURRENCY_PREFERENCES
注意: 前述のセキュリティ・グループは、Oracle BI管理ツールの「Identity Manager」ダイアログの「アプリケーション・ロール」タブに表示されます。
文書通貨を有効にするには:
Oracle BI管理ツールで、「管理」、「アイデンティティ」をクリックして、「Identity Manager」ダイアログを表示します。
「Identity Manager」ダイアログで、「BIリポジトリ」をクリックします。
「アプリケーション・ロール」タブを表示します。
前述のRPDリストに含まれる各セキュリティ・グループに対して、次の手順を実行します。
セキュリティ・グループをダブルクリックして、「アプリケーション・ロール - <Name>」ダイアログを表示します。
「権限」をクリックした後、「データ・フィルタ」タブを表示します。
「データ・フィルタ」列で、次のフィルタを削除します。
AND "Core"."Fact - Preference List"."Currency Preference Code" <> 'Document Currency'
編集前のフィルタの例を次に示します。
"Core"."Fact - Preference List"."Module Code" = 'PROJECT_AN' AND "Core"."Fact - Preference List"."Currency Preference Flag" in ('W', 'B') AND "Core"."Fact - Preference List"."Currency Preference Code" <> 'Document Currency'
編集後のフィルタの例を次に示します。
"Core"."Fact - Preference List"."Module Code" = 'PROJECT_AN' AND "Core"."Fact - Preference List"."Currency Preference Flag" in ('W', 'B')
変更を保存します。
オフライン・モードでメタデータ・リポジトリを編集した場合、Oracle Fusion Middleware Controlを使用して、RPDファイルをアップロードする必要があります。
ヒント: Oracle Fusion Middleware Controlで、「Business Intelligence」→「coreapplication」→「デプロイ」→「リポジトリ」タブの「BIサーバー・リポジトリのアップロード」領域を使用します。RPDファイルをアップロードする手順の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』の第10.2項「Fusion Middleware Controlを使用したリポジトリのアップロードとOracle BIプレゼンテーション・カタログの場所の設定」を参照してください。
Oracle Fusion Applications以外のすべてのソース・システムに対して、初期化ブロックを有効にする必要があります。Oracle Fusion Applicationsでは、初期化ブロックがデフォルトで有効になっています。
注意: この手順では、スラッシュを使用してディレクトリを区切り、UNIXおよびLinuxのディレクトリ構造を示します。Windowsの場合、かわりにバック・スラッシュを使用します。ディレクトリ構造はUNIXおよびLinuxと同じです。
初期化ブロックを有効にするには:
サンプルのconfig.txtファイルを
<BI_ORACLE_HOME>/biapps/biarpdutil/binから
<BI_ORACLE_HOME>/biapps/biarpdutil/libにコピーします。
BI Applications用のOracle BIリポジトリ・ファイルを<BI_ORACLE_HOME>/biapps/admin\provisioning/OracleBIServerComponentから<BI_ORACLE_HOME>/biapps/biarpdutil/libにコピーします。
<BI_ORACLE_HOME>/bifoundation/server/binをPATHシステム変数に追加します。
bi-initコマンドを実行して、Oracleインスタンスに初期化されたコマンド・プロンプトを表示します。bi-initファイルは、ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setupにあります。
Windowsの場合、bi-init.cmdを実行します。
UNIXおよびLinuxの場合、次の手順を実行します。
ORACLE_INSTANCE/bifoundation/OracleBIApplication/coreapplication/setupに移動します。
bashモードに切り替えます。
bi-init.shを実行します。
BI_ORACLE_HOME>/biapps/biarpdutil/libにコピーしたconfig.txtファイルを、次のように編集します。
RPD File Name <RPD file name> RPD Password <RPD pasword> RPD Database List <Comma separated list of database names in RPD physical layer for which the initialization block has to be enabled>
注意: RPDデータベース・リスト内の値には、有効にする必要がある、ソース・システムに関連付けられたすべての初期化ブロックが含まれている必要があります。Oracle BI EEサーバーからリフレッシュする必要がある初期化ブロックを有効にする場合、RPDデータベース・リスト内の値として、Oracle BIサーバーが含まれている必要があります。
次のコマンドを使用して、<BI_ORACLE_HOME>/biapps/biarpdutil/libにあるManageInitBlock.jarユーティリティを実行します。
java -classpath ManageInitBlock.jar oracle.apps.biarpdutil.ManageInitBlock >log.txt
出力のRPDが生成されます。このファイルの名前はOutput_RPD.rpdです。Output_RPD.rpd内では、関連するすべての初期化ブロックが有効になります。
Output_RPD.rpdをOracle BI EEにデプロイします。
Oracle BIリポジトリをデプロイする手順については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のリポジトリの構成に関する項を参照してください。
Oracle BI Applicationsリリース11.1.1.8.1では、すべてのBI Applicationsモジュール用のプロジェクトを含む、完全なRPDファイルが提供されます。この完全なRPDは、BIサーバーにデプロイされます。RPDを切り捨てることによって、デプロイメントに関連するプロジェクトのみを、そのRPDに含めることができます。RPDの切捨てはオプションですが、これを実行すると、BIサーバーの起動プロセスが高速化され、パッチ適用も迅速になります。
注意: オンプレミスFusion Applicationsソースに対しては、RPDを切り捨てないでください。このような環境内のETLには、完全なRPDが必要です。
RPDを切り捨てる手順は、デプロイメントのステータスによって異なります。
RPDがデプロイメント用にカスタマイズされていない場合: 組織で購入した製品用のプロジェクトを抽出します。マージを実行する必要はありません。手順については、第4.11.1項「完全なRPDからのプロジェクトの抽出」を参照してください。
RPDがデプロイメント用にカスタマイズされている場合: リリース11.1.1.8.1用の完全な(提供された) RPDから該当するプロジェクトを抽出し、さらにそのRPDを、カスタマイズされたリリース11.1.1.8.1 RPDとマージします。手順については、第4.11.1項「完全なRPDからのプロジェクトの抽出」および第4.11.2項「リポジトリのマージ」を参照してください。
この手順に従って、完全なRPDからプロジェクトを抽出します。このプロセスの最終的な結果として、RPDが切り捨てられます。
購入した製品用のプロジェクトをRPDから抽出するには:
BI管理ツールがインストールされているコンピュータで、コマンド・ウィンドウを開きます。
Oracle BI EEをWindowsにインストールした場合、bi-init.cmdを実行して、Oracleインスタンスに初期化されたコマンド・プロンプトを起動します。このユーティリティは、次の場所にあります。
<MiddlewareHome>\instances\instance<n>\bifoundation\OracleBIApplication\coreapplication\setup
BIクライアントのインストーラを使用してBI管理ツールをインストールした場合、bi_init.batを実行して、Oracleインスタンスに初期化されたコマンド・プロンプトを起動します。このファイルは、次の場所にあります。
<Oracle BI Home>\oraclebi\orahome\bifoundation\server\bin
コマンド・プロンプト・ウィンドウで、次のようにExtractProjectsを実行します。
Oracle BI EEをWindowsにインストールした場合、ExtractProjects.exeは<Oracle Home for BI>\bifoundation\server\bin
にあります。
BIクライアントのインストーラを使用してBI管理ツールをインストールした場合、ExtractProjects.exeは<Oracle BI Home>\oraclebi\orahome\bifoundation\server\bin
にあります。
次のいずれかのコマンドを実行します。
1つのプロジェクトを抽出する場合:
ExtractProjects -B input_rpd -O output_rpd -I "project_name"
複数のプロジェクトを抽出する場合:
ExtractProjects -B input_rpd -O output_rpd -I "project_name1" -I "project_name2"-I "project_name3" (and so on)
各要素の説明は次のとおりです。
input_rpd
は、プロジェクトの抽出元となる、完全な(提供された) リリース11.1.1.8.1 RPDの名前およびパスです(OracleBIApps.rpdなど)。
output_rpd
は、抽出したプロジェクトを使用して作成するRPDの名前およびパスです(OracleBIAppsTrimmed.rpdなど)。
project_name
は、抽出するRPDプロジェクトの名前です。
RPD (input_rpd)の暗号化パスワードを入力するよう求められます。
11.1.1.8.1 RPDのプロジェクトのリストには、次のものが含まれています。
Financial Analytics Fusion Edition
Human Resources Analytics Fusion Edition
Marketing Analytics Fusion Edition
Partner Analytics Fusion Edition
Project Analytics Fusion Edition
Sales Analytics Fusion Edition
Supply Chain and Order Management Analytics Fusion Edition
Student Information Analytics
Service Analytics
Price Analytics
Manufacturing Analytics
DataLineage_Project
注意: RPDには、上記以外の他のプロジェクトも含まれています。これらのプロジェクトは、将来のコンテンツの提供やアップグレードのサポートに備えて用意されています。このリリースで使用可能なBI Applicationsを確認するには、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
で、Oracle BI Applicationsリリース11.1.1.8.1のシステム要件とサポートされるプラットフォームに関する説明を参照してください。
切り捨てられたRPDを保存し、その名前を変更します。この名前によって、切り捨てられたRPDであることを識別できるようにします(OracleBIAppsTrimmed.rpdなど)。
この手順は、RPDをカスタマイズした後、そのRPDを切り捨てる場合のみ実行します。
リポジトリをマージするには:
Oracle BI管理ツールで、第4.11.1項「完全なRPDからのプロジェクトの抽出」の手順で作成した切捨て済のOracle BI RPD (OracleBIAppsTrimmed.rpdなど)をオフライン・モードで開きます。
メニュー・バーで、「ファイル」をクリックした後、「マージ」をクリックします。
「元のリポジトリの選択」ダイアログ・ボックスで、完全なRPDであるリポジトリOracleBIApps.rpdを選択します。
元のリポジトリのパスワードを入力した後、「OK」をクリックします。
「修正済リポジトリ」フィールドの「選択」をクリックします。「変更済リポジトリの選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「変更済リポジトリの選択」ダイアログが表示されます。
RPDファイルに対して行ったカスタマイズを含むリポジトリを選択します(OracleBIAppsCustom.rpdなど)。
「開く」をクリックし、前にカスタマイズしたRPDファイルのパスワードを入力した後、「OK」をクリックします。
「デシジョン」ドロップダウン・リストで、リポジトリの変更に関して実行するアクションを選択するか、デフォルトのアクションをそのまま使用します。
後続の行から、「デシジョン」フィールドが空になっている行を特定するために、「デシジョン」ヘッダー・セルをクリックします。すべての行の「デシジョン」フィールドに値が含まれると、「マージ」ボタンが有効になります。
「マージ」をクリックします。
マージが正常に完了した後、メッセージが表示されます。
メニュー・バーで、「ファイル」をクリックした後、「名前を付けて保存」をクリックします。新しい名前を使用して、現在のリポジトリを保存します(OracleBIAppsFinal.rpdなど)。
前述の設定タスクを完了すると、Oracle BI Applications構成マネージャおよび機能設定マネージャを使用して、Oracle BI Applicationsの機能構成を実行できるようになります。機能構成を実行できるよう、Oracle BI Applications構成マネージャのURLを、実装マネージャと機能開発者に伝える必要があります。Oracle BI Applicationsの機能構成プロセスについては、『Oracle Business Intelligence Applications構成ガイド』を参照してください。
また、Oracle Fusion Applicationsソースに関しては、Oracle BI Applicationsの分析およびダッシュボードをテストし、データを検証した後、Oracle BI Applicationsシステム管理者がFusion Applications管理者に、Fusion Applications内の適切な埋込み分析およびダッシュボード(ADR)領域を有効にするよう伝える必要があります。ADR領域を有効にするには、Fusion Applications用の機能設定マネージャを使用します。