18 プロジェクト・データ変換の概要

この項では、デフォルトのStudio変換とカスタム変換関数(Groovyコード)の両方を使用したプロジェクト・データ・セットの変換についての概念情報を提供します。

このセクションは、Big Data Discoveryとパッケージ化され、Oracle Technology Networkでも使用できる「変換APIリファレンス」 (生成されたGroovydoc)とあわせて使用します。

「変換および変換スクリプトについて」
「変換」は、ソース・データが処理されてStudioにロードされた後で、プロジェクト・データ・セットに対して行うことができる変更です。変換は、実質的にはETLプロセスでデータを消去します。変換では、既存の属性の上書き、属性の変更または新しい属性の作成を実行できます。任意の数の変換を変換スクリプトに結合できます。プロジェクト・データ・セットに対してスクリプトを実行します。また、必要に応じて、変換済バージョンに基づいてカタログに新しいデータ・セットを作成することもできます。
「変換ページのユーザー・インタフェースについて」
ヘッダーおよびメニュー機能に関する基本情報を提供します。
「変換スクリプトのワークフロー」
大まかに言うと、変換スクリプトを作成してプロジェクト・データ・セットに対して実行するには、次のステップを実行します:
「変換ワークフロー・ダイアグラム」
プロジェクト・データ・セットに対して変換スクリプトを実行してコミットした場合、Studioでは、プロジェクト・データ・セットが変更されますが(これはデータ・セットのプライベート・コピーです)、基礎となるデータ・セットは、他のStudioユーザー(データ・セットのパブリック・コピー)に追加されたとおりに変更されません。
「Groovyについて」
Groovyは、動的に入力されたスクリプト言語です。 Java言語で記述されたコードはGroovyで有効であるため、Groovyをよく知らないユーザーがJava構文を利用する場合があります。 Studioで使用できるすべての変換関数は、Groovyで記述されています。
「変換関数について」
「変換関数」は、Studioで使用できるカスタマイズされたGroovy関数で、変換スクリプトに含めることができます。各変換関数は、属性を別のデータ型に変換するなどの単純なデータから、ドキュメントの全体的なセンチメントやテキスト文字列の決定などのより複雑な変換まで、データに対して特定の操作を実行します。
「変換ロック」
Studioの「変換」ページには、複数のユーザーが同じプロジェクト・データ・セットを同時に変換できないようにするためのロック・メカニズムがあります。
「プレビュー・モード」
「プレビュー」をクリックして、変換をいつでもプレビューでき、プロジェクト・データ・セットに対する影響を確認できます。プレビュー・モードは、変換に含まれる実行時エラーまたはコーナー・ケース例外を検出するため、便利なデバッグ・ツールでもあります。

親トピック: プロジェクト・データの変換