次の図は、Oracle Solaris ネットワークプロトコルスタックのレイヤー、および物理インタフェースと仮想インタフェースの両方がスタック内のどこで管理されるのかを示しています。この情報は、ユーザーのサイトでデプロイするネットワーク計画を作成する場合に役立ちます。特定の機能がネットワークプロトコルスタックのどのレイヤーで構成されているのかを知っていれば、ネットワーク構成の問題をトラブルシューティングしたり、ネットワーク接続の問題を検出したり、パケット消失などのパフォーマンスの問題を診断したりする場合にも便利です。
表 1 は、それぞれの機能が Oracle Solaris ネットワークプロトコルスタック内のどこで管理されるかについての追加情報を示します。ネットワークプロトコルスタックの各レイヤーでネットワーク構成を管理することについての詳細や、スタックの各レイヤーでネットワークトラフィック使用状況を監視する方法を示す例については、Oracle Solaris 11.3 でのネットワーク管理のトラブルシューティング の 第 2 章, 可観測性ツールを使用したネットワークトラフィック使用状況のモニタリングを参照してください。
図 1 ネットワークプロトコルスタック内での物理および仮想ネットワーク管理
次の表は、Oracle Solaris ネットワークプロトコルスタックのどのレイヤーで各ネットワーク機能が管理されているかをさらに詳しく示しています。一部の機能はスタックの複数のレイヤーで管理されていることに注意してください。
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