システム上で NFS アクティビティーをサポートするにはいくつかのファイルが必要です。これらのファイルの多くは ASCII 形式ですが、一部のファイルはデータファイルです。次の表に NFS ファイルとその機能を示します。
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このファイルは、NFS サーバーログ機能を使用するときに使用されるいくつかのパラメータを定義します。
次のパラメータを定義できます。
ログファイルを循環させる前に経過すべき時間数を決定するパラメータです。デフォルト値は 24 時間です。このオプションはログファイルが大きくなり過ぎるのを防ぐために使用します。
nfslogd が、バッファーファイル内のさらなる情報を検査する前にスリープすべき秒数を決定するパラメータです。このパラメータは、構成ファイルの検査頻度も決定します。このパラメータと MIN_PROCESSING_SIZE によりバッファーファイルの処理頻度が決まります。デフォルト値は 300 秒です。この数値を増加させると、検査の回数が減ってパフォーマンスが向上します。
ファイルハンドルパスマッピングテーブル内でレコードを更新する間隔を秒数で指定します。デフォルト値は 86400 秒つまり 1 日です。このパラメータは、ファイルハンドル-パスマッピングテーブルを継続的に更新することなく、テーブルを最新の状態に保つのに役立ちます。
保存するログファイル数を決めます。デフォルト値は 10 です。
バッファーファイルが処理してログファイルに書き込むための最小限のバイト数を設定します。このパラメータと IDLE_TIME によりバッファーファイルの処理頻度が決まります。デフォルト値は 524,288 バイトです。この数値を大きくするとバッファーファイルの処理回数が減ってパフォーマンスが向上します。
ファイルハンドルパスマッピングレコードを中断して削減できるようになるまでに経過しなければならない時間数を選択するパラメータです。デフォルト値は 168 時間、つまり 7 日間です。
nfslogd によって作成されるログファイルのファイルモード生成マスクを指定します。デフォルト値は 0137 です。
このファイルは nfslogd で使用するログのパス、ファイル名、およびタイプを定義します。各定義はタグに関連付けられています。NFS サーバーのログを開始するためには、各ファイルシステムについてタグを付ける必要があります。広域タグはデフォルト値を定義します。
必要に応じて、各タグに、次のパラメータを使用することができます。
ログファイルのデフォルトのディレクトリパスを指定するパラメータです。異なるように指定した場合を除いて、デフォルトディレクトリは /var/nfs です。
ログファイルのパスとファイル名を指定するパラメータです。デフォルトは /var/nfs/nfslog です。
ファイルハンドルパスデータベースのパスとファイル名を選択するパラメータです。デフォルトは /var/nfs/fhtable です。
バッファーファイルのパスとファイル名を決定するパラメータです。デフォルトは /var/nfs/nfslog_workbuffer です。
ユーザーから読み取り可能なログファイルを作成するときに使用するフォーマットを選択します。基本フォーマットでは、ftpd デーモンに似たログファイルが作成されます。拡張フォーマットは、より詳細に表示されます。
パスが指定されてない場合は、defaultdir によって定義されるパスが使用されます。絶対パスを使用すると defaultdir をオーバーライドできます。
ファイルを識別しやすくするために、ファイルを別々のディレクトリに入れておきます。次の例は必要な変更を示しています。
使用例 14 サンプル NFS サーバーロギング構成ファイル# cat /etc/nfs/nfslog.conf #ident "@(#)nfslog.conf 1.5 99/02/21 SMI" # . . # NFS server log configuration file. # global defaultdir=/var/nfs \ log=nfslog fhtable=fhtable buffer=nfslog_workbuffer publicftp log=logs/nfslog fhtable=fh/fhtables buffer=buffers/workbuffer
この例は、log=publicftp で共有されるファイルシステムを示しています。log=publicftp で共有されるファイルシステムは次の値を使用します。
デフォルトのディレクトリは /var/nfs です。
ログファイルは、/var/nfs/logs/nfslog* に保存されます。
ファイルハンドル-パスデータベーステーブルは /var/nfs/fh/fhtables に保存されます。
バッファーファイルは /var/nfs/buffers/workbuffer に保存されます。
NFS サーバーロギングの有効化については、NFS サーバーログを有効にする方法を参照してください。