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Oracle® Solaris 11.3 での監査の管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

特定のイベントの監査を回避する方法

メンテナンスのために、サイトでイベントが監査されないようにする場合があります。


注 -  Solaris カーネルイベントではこの手順を使用できません。ただし、この手順を使用して、2047 より大きいイベント番号を持つユーザーレベルの監査イベントを割り当てることができます。

始める前に

root 役割になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  1. イベントのクラスを no クラスに変更します。

    注 -  監査構成ファイルの変更の影響については、監査構成ファイルとパッケージ化を参照してください。

    たとえば、イベント 6214 と 6215 は、ユーザー管理の ua クラスに属します。

    ## audit_event file
    ...
    6214:AUE_kadmind_auth:authenticated kadmind request:ua
    6215:AUE_kadmind_unauth:unauthenticated kadmind req:ua
    
    ...

    これらのイベントを no クラスに変更します。

    ## audit_event file
    ...
    6214:AUE_kadmind_auth:authenticated kadmind request:no
    6215:AUE_kadmind_unauth:unauthenticated kadmind req:no
    
    ...

    ua クラスが現在監査中である場合でも、既存のセッションはイベント 6214 および 6215 を監査します。これらのイベントの監査を停止するには、ログインしているユーザーの事前選択マスクを更新する方法の手順に従って、ユーザーの事前選択マスクを更新する必要があります。


    Caution

    注意  -  audit_event ファイルではイベントをコメントにしないでください。このファイルは、praudit コマンドがバイナリ監査ファイルを読み取るときに使用します。また、このファイルに一覧表示されたイベントが、保管された監査ファイルに含まれることがあります。


  2. カーネルイベントをリフレッシュします。
    # auditconfig -conf
    Configured 283 kernel events.