ストレージシステムへのアクセスの構成の概要

チェックポイントを作成および管理するには、アプリケーションがOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムにアクセスできるように、Oracle FS Data Protection Manager (DPM) に権限を付与する必要があります。

DPM はホストからアクセスできる各Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムを一覧表示します。DPM は、SCSI の Inquiry (実システム) または DPM VMI のクエリー (VM) を使用して、Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムを検出します。VM の場合は、情報を提供する VM サーバー (HyperV または VMWare) で実行されている DPM VMI です。

DPM では、Oracle FS Systemのステータスが最初に「接続済み」と表示されますが、チェックポイントを管理するためにシステムにアクセスできません。

アプリケーションや整合性グループの表示、およびシステムへのチェックポイントの作成や管理を行うには、Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムへのログイン資格証明を指定して、そのシステムへの DPM のアクセスを有効にする必要があります。指定するログイン名およびパスワードは、データ保護マネージャーOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムにアクセスするために使用する管理用の資格証明です。

「Oracle ストレージシステムアクセスが有効化されました」オプションを設定して、「Oracle ストレージシステムアクセスの構成」オプションからストレージシステムの資格証明を入力できます。ストレージシステムアクセスオプションを設定すると、ストレージシステム上のアプリケーションおよび整合性グループのLUNを表示できます。

「Oracle ストレージシステムアクセスのクリア」オプションは、Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムへのログイン資格証明を削除します。ログイン資格証明をクリアすると、ストレージシステムに存在するアプリケーションおよび整合性グループのLUNを DPM で表示できなくなります。資格証明を回復するには、「Oracle ストレージシステムアクセスの構成」オプションを使用します。