DPM での Hyper‑V のサポートの説明

Oracle FS Data Protection Manager (DPM) は、Microsoft Hyper‑V などの仮想サーバーコンピューティング環境から実行できます。

Hyper‑V は、仮想化サーバーを作成および管理できるソフトウェアインフラストラクチャーおよび基本的な管理ツールを提供しています。仮想環境内に、仮想マシン (VM) ゲストホストを作成できます。ゲストホストは、管理者が仮想環境に DPM をインストールおよび実行できる仮想マシンインタフェース (VMI) を提供しています。DPM インタフェースおよび機能は、仮想環境内または物理環境内のどちらから実行しても同じです。

Hyper‑V は Windows 2008 R2 以降のサーバーで使用できます。このバージョンは、既存の仮想マシンにストレージを動的に追加する機能を提供しています。この機能によって、サービスを中断せずに、仮想環境にストレージを追加できます。

図 1 Microsoft Hyper‑V 環境での DPM Hyper-V environment 
凡例
1  DPM VMI サービス 6  DPM VMI API 呼び出し
2  Hyper‑V を有効にした Windows 2008 R2 以降のサーバー 7 HyperV/Windows サービスおよびOracle FS Systemアクセス
3  Oracle FS System 8  WebCLI
4  次のいずれかのアプリケーションとともに DPM を実行している仮想マシンのゲスト
  • SQL データベース
  • Microsoft Exchange
  • Oracle データベース
9  マップされたLUN情報
5  パススルーLUNアクセス 10 HBA

上の図では、Windows 2008 R2 以降のサーバーが Hyper‑V 環境および 3 つの VM ゲストとともに構成されています。各 VM ゲストには、別個のアプリケーションが構成されています。DPM は、単一の VMI サービスを使用して、サポートされているアプリケーションを個別に管理します。