アプリケーションの概要ページ

チェックポイントを管理するためにOracle FS Data Protection Manager (DPM) とともに使用されるアプリケーションを確認できます。アプリケーションの概要ページには、既存のチェックポイントに関するステータス情報もあります。このページからアクセスするオプションを使用すると、チェックポイントの作成、および整合性グループの変更や表示を行うことができます。
名前

データ保護マネージャーによって管理されているアプリケーションの名前を示します。アプリケーションに関連付けられているアプリケーション整合性グループも表示されます。

有効なアプリケーションには次のものがあります。
  • Microsoft Exchange Server

  • Microsoft SQL Server

  • Oracle データベース

  • 自動ストレージ管理 (ASM)

整合性ステータス

整合性グループまたはアプリケーションのステータスを示します。Linux および Solaris システムでは、データベース固有の情報を表示する前に、Oracle データベースにログインすることを DPM によって求められます。

アプリケーションまたは整合性グループの状態が最適以外の場合、DPM は即時のチェックポイントまたはスケジュールされたチェックポイントを作成できません。

可能性のあるステータスは、次のとおりです。
ASM 資格証明が必要です

追加のデータベース情報を表示する場合に、DPM が Oracle ASM のログイン資格証明を求めることを示します。これは、ASM の管理者権限を持つオペレーティングシステムのユーザー ID です。

ASM パラメータファイル

整合性グループによって表される Oracle ASM ディスクグループ上で、DPM が ASM 起動パラメータファイルを検出したことを示します。

Oracle ストレージシステムアクセスが必要です

DPM がOracle FS Systemまたは Oracle Axiom のログイン資格証明を必要とすることを示します。

整合性ステータス: 不明

整合性ステータスを判別するには情報が不十分であることを示します。このステータスは、アプリケーションが動作不能であるか、不安定な状態であることが原因である可能性があります。

データベースの停止

接続されたデータベースが停止していることを示します。

整合性グループに含まれていないファイル

Oracle データベースに関連付けられている一部のファイル (ログファイル、制御ファイルなど) が同じ Oracle ASM ディスクグループに格納されていないことを示します。

ユーザー名が無効です

指定したデータベースのユーザー名が無効であることを示します。

複数のアプリケーション

整合性グループが 1 つ以上の LUNOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システム上のほかの整合性グループと共有していることを示します。整合性グループ間で LUN を共有することは、DPM でシステムにアプリケーションを構成する場合のベストプラクティスではありません。

複数の Oracle ストレージシステム

整合性グループが複数のOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムの LUN を使用することを示します。

Oracle 以外の LUN

Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムに存在しないLUNが整合性グループに含まれていることを示します。

アーカイブログモードではありません

Oracle データベースがアーカイブログモードに設定されていないことを示します。

未検証

検出された整合性グループが正しいことを管理者が確認していないことを示します。

最適

整合性グループに既知の問題がないことを示します。

ユーザー名が必要です

データベースが認証を求めることを示します。これは、データベースの管理者権限を持つオペレーティングシステムのユーザー ID です。

チェックポイントステータス

チェックポイントのステータスを識別します。

可能性のあるステータス:
作成中

DPM が現在チェックポイントを作成していることを示します。

リフレッシュ中

DPM がチェックポイントの最新の情報にアクセスしていることを示します。

削除中

DPM がチェックポイントのクローン LUNを削除していることを示します。

復元の準備ができました

チェックポイントを復元する準備ができたことを示します。

復元中

DPM がチェックポイントを表すクローン LUNを復元していることを示します。

最終チェックポイント

チェックポイントが完了した日付と時間を示します。システムにチェックポイントが 1 つもない場合、ステータスは「チェックポイントがありません」になります。

スケジュールステータス

チェックポイントスケジュールがアプリケーション整合性グループに適用されるかどうかを示します。

可能性のあるステータス:
スケジュール済み

アプリケーション整合性グループが少なくとも 1 つのチェックポイントスケジュールのソースであることを示します。

未スケジュール

アプリケーション整合性グループがチェックポイントスケジュールのソースではないことを示します。

保持ステータス

保持ポリシーがアプリケーション整合性グループに設定されていることを示します。

可能性のあるステータス:
有効

アプリケーション整合性グループのために作成されたすべてのチェックポイントが保持ポリシーの影響を受けることを示します。

無効

すべてのチェックポイントが保持されることを示します。