保護計画の作成の最後のステップは、保護されるデータを保持する期間を指定する保持ポリシーを定義することです。
保持ポリシーで必要な領域の量は、次の要因に応じて幅広く変化します。
レプリケートしているデータの量
そのデータの変更率
レプリケートされるデータが格納される時間
スパース保持が使用されるかどうか
保持ポリシーは、「保護の追加」ページの「保持ポリシー」および「保持ストレージパスの指定」セクションで定義します。
- 「保持ポリシー」表の「すべてのデータを保持する期間」フィールドで、初期 Continuous Data Protection (CDP) 保持期間を定義します。
このフィールドは、ソースとターゲット LUN の間の書き込み忠実度を維持する期間を示します。数字を入力し、その数字が時間数、日数、週数、月数、年数のいずれであるのかを指定します。この数字は、すべてのデータ変更を保持する期間を示します。この設定に定義する時間の正確な長さは、アプリケーション回復要件によって決定されますが、通常は 48 時間未満に制限されます。
- 初期 CDP 保持期間よりも古いデータのスパースデータを保持する場合は、「古いデータのブックマークのみを保持します」を選択します。
ブックマークだけを保持することで、Oracle MaxRep レプリケーションエンジンは保持ログのLUNで発生するあらゆる書き込みを保存するのではなく、LUN を特定の定義済み時点に復元するための履歴書き込みデータのみを維持します。
- 「制限する保持ストレージ領域の量」フィールドで、保持ログのストレージスペースの量を指定します。
このストレージスペース制限を使用して、1 つの保護計画内で保護されている
LUNが保持ログ領域の不要な部分を占めないようにします。
注: システムが「制限する保持ストレージ領域の量」警告を処理する方法を指定するには、「不十分なストレージスペース」オプションを指定します。
- 「不十分なストレージスペース」リストで、不十分なストレージオプションを選択します。
有効な選択肢:
古い保持ログをパージします
レプリケーションの一時停止
不十分なストレージスペースがある場合は、古い保持ログをパージするか、レプリケーションを一時停止できます。同期レプリケーションの場合は、「古い保持ログをパージします」を選択することをお勧めします。Oracle MaxRep レプリケーションエンジンが古い保持ログを削除する場合、システムは保持期間を満たしていないことを示すアラートを送信します。
- 「ストレージスペースの使用率が次に達したときにアラート」フィールドで、保持ログが使用可能なストレージの割合に到達したときにアラートを送信するしきい値を設定します。
デフォルトの 80% の設定を維持することをお勧めします。
- 「保持ストレージパスの指定」表の「ストレージパス」リストで、適切な保持ボリュームへのパスを選択します。
結果:ボリュームは、
「保持ボリューム」表に表示されます。表が空の場合は、次の点を確認します。
- 「次へ」をクリックします。
保護計画を完了するには、設定を保存し、計画をアクティブ化します。