Oracle FS System Manager

次の図に示す Oracle FS System Manager (GUI) を使用して、Oracle FS System を配備、プロビジョニング、管理および保守できます。

図: 1 Oracle FS System Manager

 Oracle FS System Manager 

GUI を使用することにより、階層化ストレージのプロビジョニング作業の煩雑さを和らげることができます。たとえば、適切なアプリケーションストレージプロファイルを選択し、適切な QoS パラメータを事前に選択しておくことで、ストレージを簡単にプロビジョニングおよび調整できます。

物理的なストレージのプロビジョニングを行う前に、システムは GUI で指定されたストレージ属性を使用して予測的なアプリケーションパフォーマンス特性を実装します。この機能によりリソース割り当てを制御することが可能になります。

パイロットOracle FS System 用の管理インタフェースを実行します。GUI と、Oracle FS System に実装されたその他のソフトウェアにより、次の機能を持つポリシーベースのプロビジョニングが可能になります。
  • QoS Plus。ビジネスニーズとシステムリソース管理のバランスを取ることを目標に、SAN LUN の各部を自動的に適切なストレージ階層に配置します

  • 障害管理。システムリソースをパートナコンポーネントに自動的に移動することで、データ可用性を維持しながらコンポーネントの故障または交換に対応します

  • ガイド付き保守。コンポーネントの再配線などを含むハードウェアコンポーネントの交換手順を 1 つずつ案内します

注: コマンド行インタフェースを使用して Oracle FS System を構成およびモニターする場合は、Oracle FS CLI (FSCLI) を使用してシステムを管理できます。